4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

どうせ記憶は捏造される。それならせめて良い方に捏造してほしい。

4月4日(木)

子供らは二人とも講習もなく、学校もない。明日の金曜はバレエの特別レッスンがあるので、実質全面休みは今日だけと朝からだらける気満々である。

ところが早々に友達と遊びに行く予定を決めてしまい、とっとと家からいなくなってしまった。

私は変わらず仕事があるが、その間を縫って下の子のスイミングスクールに行く。解約手続きだ。

8か月ほどと短い期間ではあったが、その間に下の子は水に浮けるようになり、けのびをし、バタ足をし、クロールで12.5mまで泳げるようになったのだから成長曲線としてはなかなかないほどのホッケーカーブだ。

解約の理由を尋ねられたが塾があってということにした。厳密には金曜には塾は無いが、まあ本人も遊びたい日もあるだろうしな。

何かコーチにお伝えしておきたいことはありますか?と聞かれて、何もできなかった子供がここまで泳げるようになったのは素晴らしいです、もっと早く通わせていればよかったです、と本心を伝えておいた。受付の人は喜んでいた。

私としてはプールに良い思い出がなかったが、それは年を経て良い思い出が抜け落ちて、面倒くさかったエピソードだけを何度も思い返して残り続けたからではないだろうか。子供らが少しでも良い思い出を残していけるよう、定期的に思い出させてやることにしようか。

楽しそうに通っていたよ、と繰り返し伝えることで良い思い出として残っていったりもするだろう。どうせ記憶は捏造される。それならせめて良い方に捏造してほしい。