3月16日(土)
家族みなで湯島に向かった。
湯島天神にはなにかと縁がある。23歳の時に神輿をかつぎ、24歳の時から湯島に住み、26歳の時に結婚式を挙げ、そこから毎年あるいは隔年くらいで初もうでに来ている。
今年は初もうではこなかったが家族で来ることにした。何よりこの近所の和食やで義母の古希祝いの食事がある。古希。よいな。元気でいること、生きていることはよいことだ。長く生きたことを祝う、もっともシンプルなタイプのお祝いだ。
まずは神社へ。何度歩いたかわからない御徒町から湯島までの道、そして裏の階段から境内へ。絵馬がこぼれんばかりの勢いでぶらさがっていた。すごく個人的な感情だけど、これからこういう信心とか宗教は大事になってくると思う。自分の中で「善き」という価値観をどこかに置いておくことが心の安寧につながる。
皆でお守りを買った。私は厄除け、妻は交通安全。朝4時台の街を自転車で出勤する彼女には交通安全お守りが必要だろう。子供らは赤いランドセルのお守りにした。かわいい。
そして食事。義理の弟夫婦とその子供が来ていて、1歳児という本物の子供を見せつけられた。普段は甘えん坊の下の子もすっかりお姉さんぶっている。
私には弟がいて、昨年結婚した。子供ができないか(従兄弟ができないか)を子供らは楽しみにしている。
弟がトランスジェンダーであることはどこかで言っておかないとと思う。何かをうっかり傷つける前に。
帰ってきて子供らはバレエに行き、私はビアバーに行った。土曜の夕方は近所のビアバーで1杯もしくは1.5杯ほど飲みながら本を読む。