4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

三十数年生きてきて盆の概念があやふや

7月14日(金)

会社は今日は休みということになっている。少しだけ作業が残っているのでそれをして、実家に犬を連れて帰る。

檜原村に行くので犬をペットホテルに預けようとしたら満室で、仕方なくまた母に預けることにした。おそらく母はそれなりに喜んでいるだろう。

そのあと東大でセミナーを受ける予定があり、実家と東大の間をどのように埋めようと思案しながら、午前中に家を出た。

実は、本日公開となる「君たちはどう生きるか」を見ることができそうなのだ。実家をサクッと済ませ、川崎で12時15分からの回に滑り込めば、ちょうどいい時間に終わる。ただランチの時間はない。

とはいえそれは家族に対して抜け駆け感があまりにも重たく、それが私をためらわせる。ためらったまま実家に着いてしまった。犬は始終はあはあ言っていて少しかわいそうであった。いつまで経っても電車は慣れないねえ。

新盆ということもある。いまだにお盆という概念がよくわからない。私の実家では盆は7月にあるが、一般的な盆休みは8月となっていて、三十数年生きてきて盆の概念があやふやである。

実家について、犬を放ち、数か月ぶりだが自分のいた空間を覚えているらしくリビングの犬小屋に入ってようやく落ち着いた。

母と話す。弟が8月に入籍し、9月に新居に引っ越すのだそうだ。父を亡くし、性別が変わり、入籍し、引っ越す。人生の加速期に入っている。そういう時期が人間何度かあるよな。

映画を見に行くか迷っていると母に行ったら、せめて子供と見に行ったら、と言われまあそうするかとあきらめた。

母と近所のそば屋に行き、鴨南ばんを食べる。昔からよく出前を取っていた店だが、店舗に行くのは初めてで、しかし行ったら行ったでとてもおいしかった。

母が言うには、父の最後の外食がここだったのだという。味が徐々にわからなくなっていたので外食を大変渋ったが、無理やり連れだすと味を感じてうれしかったのだという。

あとで聞いたところによると、最後の外食だったのは本当かもしれないが5月ころの出来事であり、記憶によればそのあと旅行とかしていたので最後ではないようだった。

映画には行かず、のんびりと大学へ。実家から大学への道のり、17~8年前を思い出す。

大学ではセミナーがあったがコンセプトがよくわからず、ここでこの話いる?みたいなことがちょくちょくあった。

家に帰って、旅行の準備をした。勝っておいた自動水やり器の調子もよいようで、明日すぐに準備できるようにバケツを整えておく。