4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

必要十分に田舎

7月15日(土)

朝早く子供らが起きる音がする。確かに今日から一泊で楽しみにしていた旅行ではあるが、出発は10時くらいなのですよ。早く起きても特にすることないので。

リビングに行くと犬がいなかった。当然だ、昨日実家に預けたのだから。しかし犬がいないと少し寂しい。犬は寂しさを紛らわすためにいるので、ちゃんと存在価値を発揮していることがわかる。

朝食におにぎりを食べて、旅立ちの準備をする。下の子は「ワンパチ」のぬいぐるみをリュックに詰めていた。ワンパチ、持っていかなくてよくない? パルデアにもいないし。

電車に乗って、新宿で乗り換えて、秋川まで。過去数回は車に乗る時間をできる限り短くするために残りの家族は武蔵五日市まで行っていたが、今年は一緒に買い出しをしたいので秋川でいいという。リュックが重い。秋川でイタリアンの店に入り昼食をとりながら残りの友人たちが着くのを待つ。

レンタカーを借りたかが急に心配になる。メールボックスを調べても確認メールがない。このタイミングで車借りられなかったら破滅だぞ。念のためレンタカー屋に確認するとちゃんと予約できていた。

友人と連れ立って車を借り、スーパーの駐車場にとめ、買い出し。

運転はぴったり一年ぶりだが、思いのほかうまく車を停められていて内心拍手をする。このあとも数回駐車をするが、毎回一発で停められて我ながら驚く。

檜原村に着くまでに2回の休憩を用意している。10分ごとに。手厚いサポート体制の甲斐あって誰も体調を崩さずに檜原村に到着した。快挙!

毎年毎年同じ建物に泊まっているが子供も大人も飽きない。そしてここはいつ来ても必要十分に田舎だ。

バーベキューに火を起こそうとするが、朝まで雨がふっていたせいで湿度が高く、もろもろ湿っておりまったく火がつかない。しばらく数人で悪戦苦闘して、ようやくまともに火がつくころ、台所から野菜が運ばれてきた。

そこからはビールを飲み、肉を焼いて食べるだけの仕事がはじまる。

途中で右手の人差し指の先をやけどしてしまった。アツアツになっていたトングをうっかり素手で掴んでしまったのだ。

やけどした瞬間、

「我々はいつもやけどのときに十分に冷やすのをさぼって、そのために跡が残ったりしている!」

という真理に開眼し、教科書に書いてある通り5~20分ほどしっかりと冷やすことにした。結果として痛みは夜のうちにおさまり、翌日からの治癒は速かった。やはり書いてあることには従うのが吉だ。

たくさん写真と動画を撮った。しかしカメラにもレンズにも手振れ補正がなく、あとで見返してもブレブレの動画になっている。思いのほか手はブレているのだな。

夜遅くまで酒を飲みながらゲームをして、2時くらいに寝た。