4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

想像していたよりも、虫歯は広範囲にわたり、想像よりも浅かった。

6月4日(日)

上の子がずっと歯を気にしている。確かに下の葉が1本、抜けかけている。ぐらぐらを通り越してふらふらしている。

朝は納豆ご飯にしたが、納豆や米が抜けかけた歯の裏側にひっついて、あーだこーだしているのでぜんぜん食事が進まない。

もうそれ抜いてやろか?

「抜いてほしい、でもこわい、血がばーって出たらどうしよう……

でも抜いちゃえば今の心配はなくなるよ?

「そうだけど……

手だと抜きにくいので、ラジオペンチを引っ張り出してよく洗う。

「ペンチで抜くの?

そのほうが滑らないから楽だよ。

「怖い!

ペンチは特に怖くないよ、何も切れないし。

「でも怖い……

だいじょうぶだよ、ちょっとおいで。

ペンチで歯をつかむ。うん、しっかりつかめる。そしてもう歯茎とほんの1か所でしかつながっていない、ひっぱればすぐにとれそうだ。

「えー怖い、でも抜いたらなんかくれる?

アイス、アイス買ってあげる。

「やった!

よし!

引っ張ると歯はぬけた。

「あれ、抜いたの?

抜いた抜いた。もうないよ。

「そうなんだ。あ、血出てきた。

ばーって出てこなくてよかったね。

歯が抜けた。そして歯を良く洗って、しっかり見る。ここには虫歯があるのがわかっていたのだ。

想像していたよりも、虫歯は広範囲にわたり、想像よりも浅かった。そうか、こういうパターンの虫歯もあるのか。戒めとして子供らによく見せる。

上の子の勉強につきあったり、犬の散歩をしたりして時間を過ごし、昼食は力尽きておりパンを買ってきて食べた。

妻が帰ってきたあと、ちょっと疲労が限界だったので一緒にビール飲みに行こう、子供らを置いて、と無理筋の提案をしたら、妻は子供たちをあっという間に話をつけてきた。マジ? あの子らがこんな勝手なお留守番に同意してくれるとは思えないのだけれど。

よくよく話を聞くと、ビールを「飲みに行く」のではなく「買いに行く」で話をつけていたらしく、仕方なく買うだけ買って、飲みながら帰った。

豆をふやかしていたので豆カレーと水晶鶏をつくり、しかしどちらも食べない。昨日買ったけど食べなかったワカサギを南蛮漬けにして食べた。クラフトビールによく合う。