4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

まぐろ漁師の家にはまた別の難しさが

2月16日(水)

妻の祖母がいよいよという話になり、妻が通販で喪服を買ったりしており、この日も施設にいくという。

急に冥界が接近してきている。

私の父が今日から再び入院し、明日から先日と違った抗がん剤の治療をはじめる。

朝はパン。妻がベーグルを焼いた。卵が補充されたので目玉焼きをつくる。あとはいんげんとほうれん草の胡麻マヨ和え。和でも洋でもいけるおかずをたくさんつくる。この守りの姿勢もまた、老いの一つなのだろうか。

子供らが学校に行き、妻も仕事に行った。私はにわかに忙しくなり、昼も近所でから揚げ弁当を買ってきて食べるにとどまる。

から揚げ屋、弁当を買うと2回に1回の割合で無糖のビールを1缶くれる。こんな時くらいしか無糖のビールを飲むことはない。

本当は散歩に行こうと思っていたのだが時間がなく断念。夕食のほっけを焼く。子供らはほっけをどんどん好きになってきて、特に皮まわりの脂身を箸でつつきまわしている。おいしいよね。

「ほっけ漁師さんはほっけを週何日も食べているよね」

「すごいね。よく飽きないね」

「いろんな食べ方をするんだろうね。もし生まれるなら、あじ漁師と、さば漁師と、たい漁師だったらどっちがいい?」

「うーん、まぐろかな。トロあるし」

まぐろは確かに部位も豊富で飽きないが、まぐろ漁師の家にはまた別の難しさがありそうだなと感じた。そしてトロを毎日は子供といえど厳しいのではないか?