4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

糸が切れたようにぷつんと秋になって、我々人間とスーパーの野菜コーナーだけが夏の断片をまだその手に握っている。

10月7日(土)

妻から「走ったら?」と提案された。

確かにちょうど天気もいいし、朝微妙に時間もあるし、走ったらいいよなーと思わせる何かがある空なのである。

というわけですんなりと提案を受け入れ、久しぶりにランニングシューズを履いて、川沿いを走ってみる。

短い距離ではあったが、息切れもせず走り切ることができた。もう少しいけたかもしれないが、そう思うくらいでやめておくのがよいだろう。

帰ってくると足ががくがくしている。ご無沙汰ランというのは、こういうことだな。

今日は義理の弟夫婦とその息子1歳、妻の従妹夫婦が遊びに来る予定になっている。妻は自分が働くパン屋に自転車を走らせ、たくさんパンを買ってきた。

義理の弟の息子、つまり甥にあたるだろうか。は、1歳にもかかわらずかなり大食いで、うちの下の子8歳よりも食べる。今まで下の子を「食べる量、〇〇ちゃんよりも少ないよー」と揶揄していたが、本当に逆転しちゃったので揶揄もできない。

昨年秋に結婚した妻の従妹は妊娠していて、うっすらなんとなくそんなタイミングだよなと思っていたのが的中した。あとから「そうじゃないかと思ったんだ」とは言いにくいので心の中にとめておくが、ここで吐き出す。

30代のノンアルコールの至極和やかな会になった。コーヒーは中国の天空農園という癖のある豆にしたが受けていてよかった。

午後は子供らがバレエに行くので、私は買い物をする。鯛とイワシと鮭を買った。

そして買った鯛は塩だけして、イワシは手開きにしてかば焼きにして、夕食はそれらのどちらも使わず、ゆでてあった牛すじを使ったカレーにする。牛筋と玉ねぎだけでカレーをつくり、夏野菜を焼いてトッピングする。

でももう夏も終わってるんだよな。あれだけ長く厳しかった夏が、糸が切れたようにぷつんと秋になって、我々人間とスーパーの野菜コーナーだけが夏の断片をまだその手に握っている。