4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

結局のところほとんどの学校は素晴らしい

9月17日(日)

先日わたしの実家に行ったときに、中学受験に際して学校見学ってどうした? と母に聞いた。特に私ではなく女子校を探した時にどうしていたかを尋ねた。

「近所に〇〇ちゃんっていたじゃない? あの子も受験するって言ってたから、〇〇ちゃんママといろいろ見に行ったよ~ついでにお茶したりね」

それだ!

というわけで上の子のひとつ上で受験をしようとしている友人に声をかけ、学校見学に同行することにした。彼の長女は5年生なので我が家より情報収集が進んでいる。相乗りするようで申し訳ないが知識は減るものじゃないしな。

妻は仕事なので家族3人で昼食後に家を出て、都内の中高一貫校に向かう。ここは女子校ではなく共学だ。私自身が男子校で中高生を過ごしたので共学というのはまったくイメージがつかない。

それにしても真夏のように暑い日だ。駅を出てから学校まではすぐであったが、その間にもヘロヘロになってしまった。

そして学校は人であふれかえっていた。文化祭のような行事で、我々のように見学に来た家族からおそらく友人、父母、関係者、いろんな人が入り乱れてごった返している。

飲食はないようだ。20年くらい前に、学校の文化祭の飲食で食中毒が出たことがあって、それ以来飲食はご法度になった記憶があるが、それが今も続いているのだろうか。確かにこの暑さで、中高生の衛生管理で食中毒が出ないわけがない。

友人たちは3階にいるということで合流を試みるがいったいどこにいるんだろう。ぐるぐると四角くなった高校の廊下をまわる。

これが高校の廊下、青春の舞台か。

私が育った中高に問題があるのかもしれないが、都内の中高一貫校はずいぶんと「優等生」を感じた。みな真面目に各々の展示に取り組み、男女の隔てなく何かをがんばっている。奇をてらった感じや、スノッブな匂いを感じない。すごいことだと思う。もしかしたら最近の傾向なのかもしれない。

友人と合流し、お茶会を見に行くが(私も友人も大学で同じ茶道部だったのだ)、すでに売り切れ。生物部が鶏の頭を解剖しているのを見学したり、写真部、料理部、中学1年生がやっている折り紙やトリックアートの展示などを見て回る。子どもが3人いたがそれぞれに楽しそうで、制作物のひとつひとつに小学校とはまた違った迫力を感じていた。

妻も合流した。廊下は冷房が効いていず暑い。華道部なども見た。妻は共学出身なのでもしかしたらなつかしさなど感じているのかもしれない。

優等生の雰囲気こそ感じたが、生徒たちの純朴さ(少なくとも外面は)を見る限りとても安心できる雰囲気だったし、しかし最初の学校でこれだと最近の高校はどこも安心できる雰囲気と感じてしまうだろう、という私の閾値の低さに想いをめぐらす。結局のところほとんどの学校は素晴らしいし、元気に過ごしていればそれでいいのだ。