4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

生活の中で必然的に生まれてくる風物詩のほうが尊い

12月26日(月)

妻は年内最終日である。飲食というと年末年始も忙しいイメージがあるが、人並み以上に休むパン屋なんだそうだ。

我々はもっと休んでいい。年末年始を料理せずに乗り切るために、お節料理というのがあるんだろう?

子供も既に冬休みになっている。私が在宅勤務をしながら面倒を見る日だ。

鶏ガラスープがまだ残っていたので、それに刻んだ蕪と白飯と塩をつっこんで煮る。鶏がゆだ。そのうえにローストチキンの残り(いつまで残っているんだ)を載せ、梅干や海苔の佃煮、白ごまを添えて朝食。粥の朝食というのはいつまでも憧れがある。

妻が大掃除に出勤し、私も仕事。今日から正式復帰である。とはいえ12月26日。正式復帰というより残務処理しかできないタイミングだ。何がどうなっていたんだ、この1か月は……。

そして事務処理がいろいろ面倒なことになっている。PCの切り替え、スマホの切り替え、データ移行なんかもぜんぜん把握できてない……

がちゃがちゃとミーティングしているうちに昼になったので子供たちとパンを買いに出る。しかしパン屋はおおむね閉まっていて、仕方なくお弁当屋を訪れると混んでいた。

上の子が「から揚げ屋でから揚げ買ってたらそのうちすくんじゃない?」と提案した。それは五分五分の賭けだが、やってみよう。

から揚げ屋に行って帰ってくると、たしかに列がなくなっていて、スムーズにサラダとおにぎりを買えた。上の子はめちゃくちゃ得意げになって「ほら!いった通りじゃん!」でもそれは五分五分の賭けだから。

午後は取材の人がうちにきた。本当は2週間前に取材だったのだが、父が危篤すぎてドタキャンしたのだった。ごめんなさい。

3本立ての記事で、「清水亮さん」「徳井直生さん」そしておれなんだそうだ。さすがにめちゃくちゃすぎるだろ……

妻は最終日の仕事(掃除)を終えて帰ってきて、掃除する気がみちている! と宣言していた。気が満ちているうちに進めてくれ。おれはだめだ。

夕食は最後まで残っていたスープ(まだあったのか)で野菜を煮たもの、チキン(まだあったのか)、など。徐々に冷蔵庫処理モードに入ってきた。これぞ年末の風物詩。年中行事において設定された風物詩もよいが、生活の中で必然的に生まれてくる風物詩のほうが尊いと感じるのは私だけではないだろう。