4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

それぞれの風呂にそれぞれの用途がある。

7月17日(日)

前日は宴会だったが私だけ24時頃に先に寝たので元気である。他の皆はいつまで起きていたのか分からぬが、早く寝て元気な者の責務としてパトロールをした。

カメラを片手に川まで行ってみる。前日まで結構な雨が降っていたので轟々かと思ったがそんなでもなく、少し流れは早いが澄んだ水が流れておりこれなら遊べるな。

都会の川はコンクリートで固められており少しでも雨が降ると一気に水嵩が増す。自然の余裕を垣間見た気がする。

前日熱弁を振るって子供の水着などを持ってこなかったのを悔いた。

コテージに帰ってから子供などが起き出しているのを確認し、すると眠くなってきたのでまた寝た。川への散歩を挟んで二度寝。これ以上の良い暮らしがあろうか。

再び起きると大人たちによる朝食の準備がつつがなく進んでおり私も合流してホットサンドとスクランブルエッグをこしらえた。ホットサンドは面倒だったがパンを2枚半ずつフライパンで焼いた。私が食べたかったからだ。

調味料が圧倒的に足りず、醤油と塩とフレイバーソルトのようなものしかない。調味料がないな、と困るのもまたキャンプの醍醐味ではないか。

川へ。写真をたくさん撮った。子供を撮ることが多かろうと思って35mmのレンズを持っていってよかった。

友人の家族写真を撮ってみたらシャッターを切った瞬間に上の子が水鉄砲を私に向けて発射し、咄嗟にカメラを避けたが父親に流石に怒られていた。

しかし私に向けて水が放射される瞬間という、とても良い写真が撮れた。

その後スイカ割りをしてスイカをモリモリ食べ、近隣の温泉施設へ。車の中で下の子の吐瀉物が発酵していないか心配だったが前日良く拭いたおかげで見た目には何もわからないほど綺麗になっていた。

この、バーベキューや川遊びをしてドロドロになった体を温泉で清める瞬間のためにレクリエーションをやっている説まである。

我が家は子供が二人とも女子なので温泉施設では一人になれるのも地味ながら非常にありがたいポイントだ。こればかりは運としか。

併設されたレストランの順番待ち表に4家族分の名前を同時に書き込んだ。罪悪感がすごい。

帰りに車に乗り込み、下の子はすぐに寝た。このまま寝続けるのであれば昭島までいけるかと思いきや、上の子が酔ったと主張するので残りの家族を五日市で下ろす。そう、ここでリスクをとる必要はない。

残りの家族は五日市から電車に乗って帰り、私は来た時と別の道をカーナビが指し示すまま走っていたら随分と時間が経ってしまい残りの家族が先に帰ってしまった。

米軍基地の脇を通っていく。妙に緊張した。

昭島で無事車を返却し、重たい荷物を背負って一人で帰る。立川乗り換えと言われており立川で乗り換えようとしたら乗り換え先が特急で慌てて引き返した。中央線リテラシーが低い。

帰ってきてなんと子供らは浴衣に着替えて近所の公園の盆踊りに参加するという。

一応ついていった。これもまた3年ぶりというので凄まじい人出で、公園全体が密そのものである。お好み焼きという名のぐちゃぐちゃ焼きを食べた。赤っぽい桜海老のようなものが入っていたがオキアミを赤く染めたやつに見えた。

帰ってきた子供達にシャワーを浴びさせ寝かせる。私もシャワーを浴び、垢すりで身体中の垢をこすり落とした。

コテージのシャワー、温泉施設、家のシャワー、それぞれの風呂にそれぞれの用途がある。