4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

どういう口の形をして外をゆけばよいのかわからない。

5月21日(土)

子供たちが最近ちょくちょく恋バナをしている。

「ほら、好きな子はあの子でしょ!」

「そっちこそあの子でしょ!」

「7文字!」

「ちっちゃいのをいれると、8文字!」

好きな子の名前の文字数が気になるの、本当に良い。

二人とも好きな子が数人ずついるらしく、上の子は「かわいい子と、かっこいい子と、優しい子」を一人ずつ好きなんだそうだ。「え、たくさんいるの? それって本当に好きな子なの?誰が一番なの?」ときくと、

「いいの! 子供の恋はたくさんいるの!」

とのことだ。本当に良さしかない。

朝から雨が降っている。冷凍してあったパンをみんなでかじり、たまには目玉焼きでもスクランブルエッグでもない卵が食べたいなと思って、一人ずつオムレツを焼く。

洗濯物を取り込んでいた妻がわーというような声をあげ、見ると洗濯していた私のオレンジのズボンが色落ちして、あらゆるものを黄色に染めてしまっていたらしい。干すときには気にならなかったんだけどな。タオルや子供のTシャツがほんのり浅黄色に染まった。

オムレツにきのこのマリネをかける。しめじを1パックまるごと使った。最近、きのこや野菜は半端に使うのではなく全部一気に使うと管理が楽だということを覚えてきた。

雨の中妻は習い事に行き、子供らは遊んでいる。私は雨が楽しくなって、ズームレンズを取り出していろいろ撮った。

昼にチャーハンをつくり、下の子をバレエに送っていく。雨はいつの間にか止んだ。

厚生労働省がマスクについてのガイドラインを発出し、屋外では近接して喋らないかぎりはマスクが不要という見方を示した。

私はその厚労省ガイドラインにのっとりマスクを外して自転車に乗る。周囲はまだ9割以上の人がマスクをしている。

どういう口の形をして外をゆけばよいのかわからない。そもそも抵抗感がすごい。

つい一昨日まで「マスクをしないことが反抗の象徴」だと感じて生きてきたが、今日からは「マスクをしていることが(ぜんぜん悪いことではないが)政府の思惑と逆」と価値観が真逆になり、世の中こういう手のひら返しみたいなことが起こるんだな、、、としんみりした気持ちになる。

誰かがマスクを外して外を歩くことで徐々に増えて来るかなと感じ、抵抗感はあるものの帰りもマスクは外してきた。

その後スーパーへ行くも行き帰りはマスクを外してまた次の生活様式に備える。

夕食は肉が食べたいと言われており、フランスの家庭料理をイメージして豚ロースの赤ワインソテーにした。マッシュポテトとクレソンを添え、フレンチドレッシングで和えたトマトサラダなども用意する。少しだけおいしい赤ワインも開ける。フレンチじゃ!

そして子供は一通り喜んだあと、白飯にふりかけをチラシ、丸めておにぎりにしていた。風情よ!