4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

常に何かのプレイヤーで居続けること

12月17日(金)

安物買いの銭失い。おそらく古代エジプト時代からある真理だと思う。

Yモバイルの店頭で「サブなんでとにかく安くてちっこいやつください」と言って勧められたやつを念頭に置きつつ、秋葉原をうろうろしたがなかなかいいのがなくて、まあええかと思って勧められるものにしたら、これが正直しんどい。

決してSoCの性能は悪くはないが、弱い方のミドルレンジでありレスポンスが遅い時がある。メモリが3Gだと足りなさすぎる。指紋認証がない(マスクだと顔認証ができない)。今までのより大きくて重い。挙句のはてに振ったらカラカラと小さい音がする。

ハイエンドからミドルレンジへの乗り換えがこんなに厳しいとは。

まあ乗り換え時に1円で売ってるような機種だからやむなしだが、Suicaと鍵くらいしか使わないと思っていたが意外と使うんだよな。そして毎回ストレス。今までのPixelがいかに優れた機種だったかがよくわかる。

日々使うものをケチってはならぬ。たとえほんの少ししか使わないとしてもだ。

メイン機のiPad mini 6が順調なのでよかった。

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寝坊はしなかったが、前日寝たのが遅かったこともあり体が激しく重い。どうにか米を炊き、納豆、卵、なめたけを揃え、前日の野菜のオイル蒸しを添えて朝食の形にする。

子供たちも朝から喧嘩しており、部屋に入った途端にお互いがお互いのことを「大っ嫌い!」と言っており微笑ましかった。

どうにか朝食を食べ、家を出るとき、「もうここからはいつもの金曜だからね」と話した。妻が帰ってくる。

仕事をこなし、昼食は少し遠い中華屋に行く。

ちょっと前に、近所のイタリアンにケータリングの発注をするついでに飲んでたとき、そのお店にいた酔っ払いのおじさんがカウンターにいた別の客の女性に

「この辺で一番美味い中華屋はあそこっすよ! あの通りと、この通りのこっち行って、この、なんだ、このへんにあるじゃないっすか! 十数年住んで一番美味いのはここ!」

とありがたい情報を垂れ流していて、それを聞いていた。その酔っ払いが主張する場所がどこだかいまいちピンと来なかったが、「そんなところに中華屋あったっけ」と微笑ましく聞いていた。

気になって行ってみたら、あ、確かに中華屋がある。

かなり家庭的な中華屋だが、いわゆる量産型とは少し違う気がする。麻婆豆腐を注文すると、グッツグツ湧いた地獄の麻婆豆腐が出てきた。

美味いといえば、美味い。まあでもグッツグツ以外は普通の範疇かな。今度またきてみよう。安いのがよかった(700円)。

夕方子供たちは帰ってきてパン屋に出かけた。またパン屋のすみの床で宿題をやるのだという。めちゃくちゃだ。

16時半には帰っておいでと促したがちょうど通り雨が降り出して、打ち合わせを中座して傘を持ってパン屋に向かった。

パン屋の前で商店街に向けて「おいしいパンいかがですかー!」とうちの子と近所の子が叫んでいる。

「バイトしてたの」そうかそうか。

お店の人によく詫びて、追い出すなら遠慮なく追い出してください、と伝えた。

仕事をしていたら妻が帰ってきた。思ったより早い。子供たちの足音が響く。下の子が感極まって泣き出す。

「さみしくてさみしくてがんばったんだよー(泣)」さほどそんなふうには見えなかったがどちらが本当なのかはわからない。

冷凍されていた鯖の味噌煮を温め、大根とにんじんのゆかりサラダを作り、家族で食べた。子供らは妻がお土産で買ってきたグミを食べたがった。

私はピアノへ。年内最後なので重たい宿題が出て、それの解説がほとんどだった。

買ってよかったもの、ではないが、やってよかったことの筆頭にジャズピアノがある。常に何かのプレイヤーで居続けることは人間にとって重要だ。