4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

名もなき鍋こそが本当の鍋

12月18日(土)

上の子がサンタさんに「たまごっちみーつ」をお願いしていて、サンタさんはたぶんとても困っている。

「たまごっちみーつ」は2018年に発売になったが、2021年11月に次のモデルである「たまごっちスマート」が発売になり、アプリなどの連携は2022年2月に終わることになっている。旧世代なのだ。

当然おもちゃ屋さんは「スマート」推しであり、「みーつ」はすでにプレミア価格になっている。何より2月にサービス終了になるのをプレゼントするのは気持ちとして難しい。

2月にサービス終了することは当然上の子も承知していて、それまで遊び倒すのだとか。

下の子はもっとややこしい。彼女がリクエストしているのは「もっちまるず」というおもちゃで、それももうすでに生産終了になっていて、プレミア価格になっている。たまごっちとちがって次作もなく、定価の3倍払って買うかどうかだ。

妻とよく話し合ったが、今回は我々からのプレゼントではなくサンタさんからなので、「たまごっちスマート」×2でよいのでは、と私から提案して納得してもらった。

だが今になっても上の子は「みーつ!みーつ!メルヘンみーつ来ますように!」とお願いしていて胸が痛い。

サンタさんは短期的なお願いをかなえるより中期的に役に立つことをしてあげたいんだと思うよ。


妻の帰宅から一晩明けて、私は泥のように眠り妻がフレンチトーストを焼いてくれた。

食パンは出張中にはできるだけ減らしてくれないか。焼くひと手間がかかるから。温めるだけでも食べられる塩バターパンとかにしてほしい、と伝える。

ゆっくり朝食を食べ終わって、もう10時。買い物にでも行くか。スーパーで野菜を、肉に強いスーパーで肉を買ってくる。チャーシューの切れ端が安く出ていたのでそれも買ってくる。

このスーパーのはしご、心にゆとりがあるときしかやれないんですよね。

家に帰ってきて、チャーシューの切れ端でチャーハンにする。朝飯から2時間しか経っていないので少な目に。

保育園時代の下の子の同級生のママからLINEに連絡があった。転園してしまった先生が保育園に来ているので顔を見せるなら今だよ、とのこと。息巻いて出発!

昼飯が終わり次第、とぼとぼ歩いて保育園へ。思えば四人で道を歩くのは結構久しぶりのような気がする。

先生はお元気でよかった。同じく同級生の子が会いに来ていた。その子のお母さんも「私が会いたくて~」とのこと。まあそんな感じだよな。

子供たちがバレエに行っている間に街に出てサンタさんグッズを一通り購入。

ついでにクラフトビールも買ってちびちび飲んで過ごす。

夕食。もう夕食か、今日ほぼ食事しかしてないな。豚の肩ロースを薄切りにして、あとは家の野菜を雑にぼんぼん鍋に投げ込んで、名もなき鍋。

名もなき鍋。2009年頃のトマト鍋ブームに端を発するこの10年超の鍋カンブリア爆発の中で名もなき鍋の勢力は急に減少したが、本当は名もなき鍋こそが本当の鍋だと私は信じている。