11月25日(木)
大人と子供の違いは難しいが、「子供は叫ぶ」というのは一つのボーダーラインになりえる。
もちろん大人も叫ぶべき時には叫ぶし、子供にも叫ばない子はいるだろうが、おおむねこの傾向はあてはまるのではないか。
感情が高ぶったとき、気に食わないことがあったとき、驚いたとき、子供はよく叫ぶ。
喧嘩したり大人を呼ぶときに叫ぶ子供を見ながら、カジュアルに叫ぶというのは子供の特徴であるな、と思った。
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下の子が叫んでいる。ママーと声を枯らして叫んでいる。
ママは玄関の掃除をしているので声は届かないですよ。
でもそんなことはお構いない。とにかく叫んで妻を呼ぶ。ママー。きてー。ママー。きてー。
朝食はパンだ。パンがつづく。妻が買ってきたパンが大量にあるからだ。目玉焼きをつくり、きゅうりとにんじんと大根を塩もみしてサラダをつくる。卵を割るのに失敗したやつは自然と私の皿に乗せる。
下の子はご飯中に立ち歩くことはマナー違反だとは理解しているが、給食のメニューを見にいくのはオッケーと思っている節があり、今日もすたすたと経ち歩いてメニューを見て、「よめない」と言っていた。漢字だからねぇ。
白身魚の野菜あんかけだそうだ。
おさかなかぁ~。この人たちは露骨に肉が好きだし、魚が好きだ。
ごめん、夕飯も鮭なんです。
食事をつづけ、7時50分くらいになったころ「あ、あなたも会社行くんでしょ?」しまった! 今日は出社だ!
そこから家族はびゅんびゅん仕事をする。私も出社なので洗濯物を担当することもできず、妻もバタバタと洗濯物を干す。子供たちも自分で準備をしたまえ。
わーわーやって8時すぎに全員が家をあとにした。
久しぶりの出社である。特に重たい用事でもなく、別に行かなくてもよかったが、むしろ気分転換と運動不足解消のためにあえて会社へ。
電車、混んでるな。テレワークしている人なんて、いま一握りなんだろう。
一仕事終えて、帰ってくる。いつもの品川駅の豚骨ラーメン屋でラーメンを食べてくる。100円で替え玉はできたが、同じ100円できくらげマシマシにしてみる。満足感もあるし、これいいな!
感動が小さい。小市民的といえる。
家に帰ってきて、夕食は鮭の塩こうじ漬け。子供たちの反発は目に見えている。南蛮漬けにしようとしたら、お昼があんかけだったからほとんどいっしょじゃん、やだー、とかいろいろ言っていたのでねじ伏せるために冷凍庫からあれを取り出す。
チーズである。
これさえ乗せれば子供たちから一切の文句は出ない。黄門様の印籠。
鮭と一緒に玉ねぎを焼いて、玉ねぎの上に鮭を乗せチーズをのせてふたをして溶かしたらおいしいものができた。子供たちもよく食べた。