4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

それは大人になる第一歩だし、私らの庇護から離れていく第一歩だ。

11月3日(水)

朝食:納豆、ごはん、きんぴら

数日前に適当に刻んでおいたにんじんと大根の皮を炒めて、甘辛く味をつけて食べる。

下の子はかたくなに納豆を食べない。昔は普通に食べたのに今は全然食べない。納豆、豆腐がいつの間にか嫌いになってしまった。まいったなぁ。

昼食:パン(パテドカンパーニュ)

妻が少し遠いパン屋でパンを買ってきた。近所にパンがオーバーフローしているが妻は貪欲にそれを摂取している。

公園でシートの上にパンを広げてみる。パテを挟んだサンドイッチがとてもおいしそうで、ためらいなく「わーパテだ!うまそう!俺これ好きなんだよなぁ」と叫んでしまった。

妻は譲ってくれたがたぶんこれ食べたかったんだろうな。

夕食:具だくさん味噌汁、豚バラ大根

豚バラ大根があることは当然しっていて、ただ少し量が足りないと思っていたので具沢山の味噌汁をつくった。キャベツ、にんじん、しめじ、油揚げ、大根。

下の子いやがるだろうなぁ。

案の定、嫌がってなかなか食べない。いいんだ。俺が食べたかったから。

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祝日だが毎週水曜のピアノはあるらしい。それどころかバレエもあるらしい。どういうことだ。

午前中は特にやることがなかったので、コーナンに行って買い物をする。下の子もついてきた。買い物は3つ。

①ずっと屋外にあったベンチが真っ黒で、それを洗うための洗剤。
②メダカの水温計
③帽子をコート掛けにかけるためのS字フック

いずれ劣らぬ美しいホームセンター案件である。ホームセンターの面目躍如だ。

それぞれ買って、下の子はガチャガチャを見に行った。絶対にお金は使わないぞと心に決めてきたのに、ポケモンプリキュアのいろいろを「買おうかな……買っちゃおうかな……」と心が揺れていた。

しかし最後には誘惑を振り切って帰ってきた。えらい。

ベンチをごしごしブラシで洗い、陽にさらして乾かす。もちろんもとには戻らなかったが、思ったよりきれいになった。

下の子はパン屋にもついていったので、残った上の子と商店街に行ってみたらジャグリング体験をやっていた。

近所に住んでいるジャグラーの方(朝、ときどき公園で練習している)が主催されているようだ。ディアボロ、デビルスティック(フラワースティック)、皿回しなどやってみる。上の子は意外とディアボロがうまくて私も本人も驚く。

お昼の後、子供たちはお友達と公園で落ち合って駄菓子屋に買い物に行った。おお、子供だけで買い物にいくのは初めてかもしれない。気を付けていってらっしゃい。

その後ピアノにいったり、私は上の子をそこからバレエに行くのに送って行ったりなど。

バレエからの帰り道に、上の子が「家の近くに中学と高校と大学があったらいいのに」と言ったので、私は「高校や大学は近ければいいというものではないな」と返した。

「どうして?」

「行き帰りに町やお店に寄って買い物するのが楽しいからね。」

「そっか。今日、その第一歩だったよ。」

第一歩だよ。それは大人になる第一歩だし、私らの庇護から離れていく第一歩だ。二歩でも三歩でも、歩いて行ってくれ。

子供らが大人になっても寂しくないように、やりたいことをたくさん考えておかないとな。