4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

時代を進めたのではなく、時代の結論として誕生したのがゴッホ

11月4日(木)

朝食:抹茶ベーグル、目玉焼き、野菜のオイル蒸し

妻が抹茶ベーグルにマシュマロを練りこんで焼いた。そんなのアリか。

当然マシュマロは溶けて一部流れだし、甘くてべたべたしたベーグルができた。子供らは喜ぶ。

上の子は小学生新聞に掲載されている「主食・主菜・副菜のバランス」に興味を示し、この副菜は1個分かな?2個分かな?

いつも思うけれどもこの説明の仕方だと、ヴィーガンの方のことをどう説明するのか。

昼食:ラムとザワークラウトの炒め定食

ラムをメインとしたきれいな中華屋というツボな店があって、そこで頼んだ。中国にザワークラウトってあるのかな?調べたけどわかんない。

隣の席のひとが、仕事が終わったのかな。ラムの串焼きとラムの炒め物とビールを注文していた。

最高だなー。最高だなーと思ってみていたらビールをお替りしていた。最高に最高を重ねていくスタイル!

夕食:鮭のムニエル、味噌汁、キャベツ

鮭を塩鮭にしようと思ったが子供たちが「バター焼きがいい」と主張したのでそうする。

粉を振らずにフライパンに投入してしまい、おっとっととフライパンから素手で鮭を取り出して粉をはたくなどする。

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とてもとても楽しみにしていた日が来た。平日の有給だ。

子供たちを小学校に送り出し、妻を仕事に送りだし、8時過ぎに自由になる。自由だ!

今日はゴッホ展を見に行くと決めている。東京都美術館は9時半からオープンなので、ちょっとだらっとしてから家を出る。

9時15分くらいにつくが、おお! めっちゃ並んでいる。日本人ゴッホ好きだと聞いていたがほんとだな!

どうにか9時半の回にすべりこんでみた。

スーラがあった。ポールアンベッサンの日曜日、ってやつだ。めちゃくちゃだ。ゴッホの絵と違った狂気を感じる。

そしてルドンのキュクロプスだ。これほんとに見たかったんだよな。実物は思った以上にカラフルだし、キュクロプスのやさしさが目立つ。

そしてゴッホだ。延々と素描、そして作品。

後半には糸杉とか黄色い家とか種まく人とか、めちゃくちゃ有名な作品が山ほどあったのに、人々はみな疲れていてあまり見てなかったのが大変皮肉っぽく印象的であった。

私の中でゴッホは、絵の力はすごいが、美術史上での影響力が高いとは決して思っていない。なんだろう、時代を進めたのではなく、時代の結論として誕生したのがゴッホとでも言おうか。

満足して、上野の「丘」でコーヒーをすすり、御徒町のラム屋でラムを食べ、帰ってきた。

二日連続となるがコーナンを訪れ、ベンチに置くための読書用のクッションを買う。直角三角形になっていて、直角の角を壁とベンチにぴったりつけると背もたれとしてちょうどいいという触れ込みだ。

実際やってみると、おお、すごくいいな! 帰ってきた子供らも代わる代わる座っている。

そういえば上の子は直角三角形を習ってたな。

どんな知識にも、それを身に着けた瞬間というのがあるんだった。