4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

おれ、ぜったい「ちゃんと食べてるの?」聞いちゃうよな。

3月12日(日)

子供たち、というか下の子が午前中から近所の「こどもまつり」のようなものに行くという。9時に約束しているのだそうだ。祭りは10時からなので1時間は遊ぶのだという。ほんとか?

しかし9時前になっても下の子は家を出る気配がない。

いいの?

「いいの。」

いいの?

「いいの! パパうるさい!」

大丈夫なのかな。ま、約束の時間に行くも行かないも勝手だし、むしろ9時に約束してない可能性だってあるしな。どやどやいうのはよそう。

9時半くらいに行くことにしたらしい。ふーん。

ついていくとかなり力の入った祭りだった。出店もたくさん出ている。500円ずつ渡して、お昼もちゃんと食べるんだよ、と念を押した。子供たちは友達を見つけて走っていった。

ふむ。私は家を片付けたりスーパーに買い物に行ったり洗濯物を干したり、残っていた仕事をしたり。

昼ころに片付いたので蕎麦を食べに行く。立ち食いとか町蕎麦ではなく、ちょっとちゃんとした店に入って、天せいろ2400円をキメる。

子供たちはお昼をちゃんと食べたかな? 様子を見に行くと子供たちが「お菓子のつかみ取り」に並んでいた。ただでやれるんだよ!

やっているのは「青色申告会」みたいなやつで、税やインボイスに関するクイズに正解できたらお菓子のつかみ取りができるんだそうだ。子供に税を啓発して何がしたいのだろうか。

「次のうちから、税金がかからないのはどれなんでしょう。ノーベル賞、クイズ大会、宝くじ」

いやこれ難しくない? 子供たちも戸惑っている。宝くじは確実に税金がかからないだろう。ノーベル賞はどうだか知らない。

「ヒントを出します。ノーベル賞は、とても良いことなので、税金はかからなさそうですね?」

え? 宝くじ税金かかるの?

「あー、すみません。税金がかかるやつ、でした」

そこ絶対間違えちゃいけない奴だ。クイズ大会に並び、下の子はお菓子のつかみ取りができた。

お昼ご飯ちゃんと食べた?

「食べたよ! こんなやつ、ソーセージ」

フランクフルトね。あとは?

「デザートにわたあめ」

まって、お昼はフランクフルトだけなの?

「……。」

渡した小遣いの多くはクジ引きとかに使い、お昼はフランクフルトだけで乗り切ろうという魂胆のようだ。子供よ、それでいいのか!? でも高校生とか大学生とかくらいまではこういう考えをしたりもするよな。だから親は離れて暮らす子供に「ちゃんと食べてる?」と聞きたくなるんだな。

おれ、ぜったい「ちゃんと食べてるの?」聞いちゃうよな。

ひもじいと可哀そうなのでたこ焼きを買い与えた。

妻が帰ってきて、疲れてるなら遊びに行ったら?と言われて結構迷ったが、やめた。疲れているから家で寝ていたい。