4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

犬が来て、子の塾がはじまり、俺の仕事が変わり、父の癌が悪化する。

12月6日(火)

犬を譲り受ける際に、預かった初日の夜にうっかりサークルから飛び出して米袋を食べたミニチュアピンシャーの話を聞いたので、サークルから飛び出さないかひやひやしていたが大丈夫だった。

6時過ぎにのそのそと起きていくと無事であった。運び込んだソファの上で寝ていたらしく、我々が起きだすと犬も飛び出してしっぽを振っている。

家族が増えたんだなぁ。

預かるときに言われた「同じ味のごはんが連続しないようにすると飽きなくていいですよ」と言われたので子供たちはそれを忠実に守っており、昨日は鹿肉だったので今日は鶏肉、とてきぱきと準備をしてくれた。お湯の沸かし方を子供らに伝授する。ごはんの準備は可能であれば子供に任せてしまいたい。

妻がいつもより早めに家を出て、子供たちを送り出す。子供たちは毎日検温結果を学校に提出していたが、その義務がなくなるという。少しずつ少しずつ脱コロナに向けて動いているようだ。正直我が家はそれどころではないのだが。

母から連絡があった。今月末、実家で母父の面倒を見るため子供らとディズニーランドに行けない予定だったが、予定が変わって行けるようになったようだ。ありがたい。母は犬のことを気にしてくれていた。それどころではないのに。

犬が来て、子の塾がはじまり、俺の仕事が変わり、父の癌が悪化する。

乱高下するわが人生に花を添えてやりたい。

昼にも嫌なことがあった。

近所の飲食店に行った。が、これはもう完全に事故なんだけど、食べ物の中に入ってはいけないものが入っていることがわかってしまい、それ以上食べ進めることができなくなってしまった。目の前のお姉さんは悪くないという気持ちと、しかし体験としては最悪中の最悪というせめぎあいのなかで、ひとまずそれが入っていたことを示し、「代わりのをお作りしましょうか」と言われ、無言で首を横に振り、無言で代金を返金されて店を出た。

最悪だ。こういう時は明確な好物を食べるに限る。パン屋でカレーパンとクリームパンを買う。うまい、うまいなあ。頑張って上書きしていく。

子供らが帰ってきたので犬をサークルから出してやった。リビングをとたとたと駆け回り、子供たちに愛想を振りまいていく。うーん、人懐っこい。かわいいな。ぎゅっとすると、温かいな。この温かさが動物の本質的価値のひとつなのは間違いない。

前日睡眠時間が足りなかったので、早めに寝る。