4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

8畳一間ではあるがここは高級なのだよ

8月20日(土)

がっつり1000文字以上書き込んだのだが下書きに保存されていず消えていた。noteではこんなことはなかった。

伊豆大島に行く日だ。檜原村奥多摩に続く東京のはじっこめぐり。伊豆諸島、小笠原諸島を考えると伊豆大島ははじっこではなく真ん中に近いのでは。

伊豆大島、「あるな」という想いしかなくて実際どの辺にあったかなと地図を見ると大島というだけあってそこそこ大きく、伊豆半島から目と鼻の先だ。浜松町からジェット船で100分というアクセスの良さ。アクセスは良いのだが100分は絶妙に長い。もっと近いとなお良い。

子供たちと早々に起きてごみを捨て(重要)、家を出てコンビニで朝食を買う。子供たちはほぼ初体験の船旅とあって、上の子などは夏休みに入ったころは「絶対行かない!」と言い張っていたが、いざ出発すると楽しみで仕方がないようだ。コンビニで朝食をとり、ぎりぎりで船に乗り込む。ぎりぎりにしたのは船酔いの時間をできるだけ短くするためだ。

子供たちといっしょに朝食を食べ、海でイルカを探しているうちにすぐに伊豆大島についた。体験としては船というより飛行機に近い。ゆれもほとんどなかった。

我々は酔いによる制約があって、車がないので船を降りたらいきなり自由になる。ひとまず隣の浜に行くか。暑い中10分ほど歩いて弘法浜へ。

子供は海で遊ぶのもほとんど初めてで、ここは結構波が高く、きゃあきゃあ怖がってなかなか遊べない。割と本気で怖がっているみたいだった。私はゴーグルをかけ、自由を授かり、泳いでいると魚がいた。いるんだな、魚。島だな、ここは。

水着を着替え、近くの寿司屋で海鮮丼を食べた。子供らは2人で1つのからあげ定食だったが、からあげが十分すぎるほど大きかったので足りていた。

そこからバスに乗って島の反対側、動物園へ。

バスで25分しかも山道、という旅である。下の子のバス耐性が少しでも強くなっていると期待た。飴を断続的になめさせ、すいていたので妻の膝に寝かせてどうにか25分を乗り切った。

動物園にはさまざまな鳥やレッサーパンダ、らくだ、ヤギの仲間などがいた。そして驚くことに無料な上に缶バッヂまで配っている。なぜだ。おそろしい。無料は恐ろしい。そしてありがたい。

動物園を出てタクシーを待っている間に野生の猿を見た。野猿だ。

宿で荷物をあずけ、部屋へ。部屋は8畳一間である。

子供たちは、「高級ホテル」とか「nつ星ホテル」という概念を習得したので、宿泊に関する話題になると「高級?」とか「星いくつ?」とか聞いてくる。築50年、8畳一間ではあるがここは高級なのだよということを説いて聞かせる。家族で行く宿はすべて高級5つ星なのです。

風呂に入り、夕食。島の魚をふんだんに使った料理……というほどでは正直なかったが、十分なボリュームがあって楽しい。ゴーヤの島唐辛子醤油漬け、をサービスしてもらう。苦くて辛くて酒に合う。

子供が20時頃に寝て、大人もすることがなくなったので21時くらいに寝た。一間だからな。