4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

紙コップをせめて残しておけば!

7月16日(日)

朝6時台に目覚める。2時に寝たので4時間半くらいしか寝ていない。しかし子供らはもう起きてきてリビングで何かゲームのようなことをしている。

起きる必要はないが、一応起きておこうか。

ぼつぼつと目が覚めてきて、朝のコーヒーでも淹れるか、というところで我々は不都合な事実に直面した。

残っているコップがプラスチックカップしかなく、熱いコーヒーを淹れることができない。紙コップをせめて残しておけば!

あわててコテージを探し回ると、コーヒーポットだけ見つけることができた。これに数杯分まとめて淹れて、プラコップに氷を詰めてアイスコーヒーにすれば飲めるかな。

コーヒーが飲めた。記録によると昨年はコーヒーが飲めず多大なストレスだったようで、我々はまた一つ賢くなった。来年は紙コップを必ず残しておくようにしようと固く誓う。

川遊びへ行く。本当は水着を持ってきていたが大人は誰も泳がないようなので誰にもいわずひっそりとカバンの底に沈めた。子供らはみな水着を着ている。そして多くの人は水に入れるサンダルで来ていて、私(と妻)はビルケンシュトックみたいなやつである。水に入れない。裸足で痛がりながら川を横切っていくほかない。

人は学ぶ生き物だ。しかしすべてのことを学べるわけではない。来年こそはゴムのサンダルで来るぞ。

今年の檜原村はめちゃくちゃに暑く、しかも川の水量もいつもよりだいぶ少なく、水遊びがとても気持ちいい。毎年はしばらく遊ぶと寒くなるくらいなのに、いつまでも入っていられるよ。

隣に犬と遊びに来ているグループがいた。大型犬ばかり5頭ほどいる。ライフジャケットをつけて、水に飛び込んだり、川辺でのんびりして遊んでいる。犬もこういうのができるんだなぁ……我が家の愛玩犬にはこんな芸当は無理だ。「遊ぶ」という概念がない。愛でられるか、食べるか、にしか興味がないからな。貴族だ。

川からあがり、スイカ割りをして遊ぶ。子供らも年々成長しているので、小さい子から順に叩くことにしているが、3人目くらいで割れてしまう。残った子たちは半分に割れたスイカを伏せてそれをたたく遊びになっていた、それでも楽しそうではある。

片づけ、残った酒類を分ける。昨年は40本買ってビールが足りなかった。今年は60本近く買って11本余った。もちろん体調にも左右されるし、加減が難しい。来年はビールは50本程度、肉は3.5~4㎏近く買っても大丈夫そうだ。子供たちも1年分成長するし、それが8人分だからな。

車がサウナ状態だ。窓を開けて冷房をかけ、冷やし冷やして、近くの温泉施設へ。ここも体調不良ゼロで乗り切った。

温泉で暖まり、待合所でクールダウンしながらレストランの順番待ちに名前を書き、ゆっくり待って順番にレストランで昼食。このあたりのフローは毎年まったく同じであり、極めてスムーズに、迷いなくことが進む。迷いもまた旅行の醍醐味と思っていた時期は過ぎ、体に染みついた動きにゆだねたほうが楽というメンタルである。そしてレストランはリニューアルしていた。

車で秋川を目指すが珍しく渋滞になっており、しかも車もめちゃくちゃ暑い。上の子の体調が限界に近づいたので武蔵五日市駅手前のコンビニで休憩をはさみ、五日市の駅で残りの家族を下すことにした。時間はかかったが、どうにかゼロで乗りきった。

私は友人をひとり乗せ秋川までドライブ。車を返し、電車の時間を確認し、まだだいぶあるので駅前のコンビニでビールを買って飲む。このあたりの細部も確実にルーチン化している。

電車に乗って帰る。混んでいて、座れないのがつらい。新宿で、先に出た残りの家族と合流することができた。彼らはミロードで買い物をしていたのだという。

へとへとに家に帰って、なんとそこから子供らは夏祭りに行く。19時にお友達と公園の柳の下で待ち合わせをしているのだという。

混み始める前に屋台で焼き鳥を買い込んで、大人は焼き鳥とキャベツだけで夕食を済ませた。うっかり妻が苦手なウズラの卵の串を買ってしまい、なじられた。