4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

本当にピーマンが苦いだけ

8月17日(水)

朝食はチキンのサラダにしよう。

玉ねぎを入れたいので薄切りにして、塩もみする。それじゃボリュームが足りない。冷蔵庫を開ける。ナスがある。ナスは蒸さないと生で食えないので蒸す。味にパンチがなくてバジルを入れたいのでベランダから摘んでくる。スクランブルエッグにはケールを入れたい。ピンクペッパーを入れると彩も香りもよいだろう。でもいきなり一緒に炒めると色が悪くなるんだよな。先に卵を炒めるか。あーだこーだ、あーだこーだ。自分で決めたことながら手順が多すぎて機嫌が悪くなってくる。

朝食の準備に40分もかかってしまった。しかしめちゃくちゃに旨い。妻が焼いたバゲットに載せて食べる。妻が仕事に行くので急いで食べてもらう。「お庭のサラダって感じがする」だそうだ。わかる。

おいしいものを食べたので私の機嫌がよくなった。

子供たちは自由研究が終わり、読書感想文の清書をしている。読んでみると二人ともほとんど同じような構成をしている。傍らには「読書感想文の書き方」というシートが落ちている。

いろんな思いはあるだろうが学びのポイントを明確化すべきだと思う。読書で感性を養いたいのか、明瞭な文章の形式を学ばせたいのか。それを同時にやろうとしているのでどっちつかずになる。

仕事をして、昼食は焼きそば。キャベツもにんじんもなく、チキンとニラとかしかないのでいびつな焼きそばになった。しかしソースで覆いつくせばそれはソース焼きそばである。

上の子が聞いた。

「焼きそばのソースは粉なのに、振りかけるとソースになるのはなんで?」

それ! おれも小さいころから今までずっと思ってる!!

午後も忙しく、しかもトラブルがあったのでまた19時くらいまで仕事をしていた。その間に妻が帰ってきて子供らを風呂に入れてくれた。リビングはぐちゃぐちゃである。子供が遊び散らしたあとのぐちゃぐちゃのリビングの写真を撮るのが最近の趣味なのでしっかりと押さえた。

夕食は昨日つくった牛筋のトマト煮を出す。

上の子が

「ちょっと頭くらくらする……ピーマンが、なんか苦い気がする……」

なに!?

味覚に来るのは熱だ! 熱を測れ! 36.4℃!

おろおろしていると下の子も「ほんとだ、ピーマン苦い……」

そして妻も「確かに苦い……」

私も食べてみると「確かに苦い……」

本当にピーマンが苦いだけであった。めでたしめでたし。