4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

「個人の想い」のような空間

2月10日(土)

朝から妻がいない。法事だそうだ。妻の法事、意図せず入ってきがち。

子どもたちが全然起きてこない。特に上の子。9時くらいに様子を見に行ったが断然寝ていた。

上の子が起きたのはようやく10時を回ってからだった。

朝食というわけにもいかないなぁ。なにせ食べ終わったらすぐに昼食になってしまう。

朝食のパンを朝昼ごはんにして、昼は食べないことにした。

子供らと勉強をする。週末分の勉強をできるだけ終わらせよう、と宣言し、私も残っていたタスクをこなす。

そして妻が14時半くらいに帰って来た。シュークリームを買ってきた。ヒロタのシュークリームなんか高くなったね、とのことだ。

妻はあたかもヒロタが国民誰もが知っているお菓子メーカーであるかのように話すが、だが私はヒロタについて何もしらない。結婚して13年経った今でもこうして文化的バックグラウンドの違いを感じることもある。良いことだ。

夕方は買い物に出かける。アメ横をぶらぶらするだけだ、何も買わない。店にぶら下がっているリュックなどを眺めて過ごした。

本山カバン店の2階はいつ来ても誰もいないし、小さなスペースにかばんがただぶら下がっていて独特の革なのかプラスチックなのかの匂いを放っていて、アメ横の喧噪や変わりゆく上野の人々の顔ぶれから切り離されて、「個人の想い」のような空間だ。

いつもまでもこのままでいてほしい。そうはいかないとわかっているからこそ、強くそう思う。

結局ユニクロで下の子のレギンスだけ買って帰った。