4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

ユーラシア大陸の盤石さを感じる寒さ

12月27日(水)

とうとうこの日がやってきた。実に4年ぶりの海外出張である。

家を11時過ぎに出ればいいので、それまではゆっくり荷造り。カメラは防寒性能が高そうなX-T5にして、レンズは最後まで迷った結果、軽量化のためにフォクトレンダー27mmにした。マニュアルフォーカスだがしょうがない。35mmと迷ったが広角で撮りたい時もあるだろう。

昼食は成田で食べることにして、ぼちぼち家を出る。リュックがずしっと肩に重たく、出張の期待に重なる。

上野から京成スカイライナーに乗ろうと思って券売機に行くとめっちゃ並んでいた。仕方なく私も並んでいたら、後ろから韓国の人らしき人が話しかけてきて、「飛行機の時間がやばいので順番代わってくれる?」とのこと。どうぞどうぞ。

そして調べているとスマホで発券できるようなのでそのまま買って外国人だらけの列を抜け、スカイライナーに乗車。いいかこれが地元民の強さだぞ。成田まで40分ほどでついてしまった。めちゃくちゃ早い。

成田で豚骨ラーメンを食べ、飛行機に乗る。気を利かせてくれたのかビジネスクラスだった。

たまたま隣が初対面の同行者だったので声をかけて、話したり寝たり、機内食を食べたりワインを飲んだり、「モンゴルの20世紀の歴史」の本を読んだりしているとウランバートルについた。

ラウンジ的なところで待つ。前回もそうだったが、今回は空港が新しくなっているのでラウンジも新しい。

「チンギスハーン国際空港」とキリル文字で書かれた空港のサインが見える。

20世紀のモンゴルについての本を読んだのがすごくよかった。なぜモンゴルでキリル文字が使われているのか? 歴史文化のバックグラウンドがあると見方が思いきり変わる。これはこの後の出張全体を通して言えることだ。

インナーダウンをしっかりと着込み、外に出ると日本の寒さより一段踏み込んだ寒さがあった。なんというかガシッと硬い、硬質な寒さだ。「今日は寒いですね」ではなく、数ヶ月の間ずっと寒くあり続けた、年季の入った寒さだ。ユーラシア大陸の盤石さを感じる寒さだ。

しかし今週は先週と比べてもだいぶ暖かいらしい。気温は約-15℃。まあ日本国内でも旭川や帯広であればギリあるかなという寒さである。

お迎えの車に乗り、市内を目指す。空港は前の空港よりだいぶ遠のいたが、高速道路ができたので少し早い。

ホテルにチェックインして、レストランに赴くと、モンゴルのみんながいた。

みんなーーー!!!

春からずっと一緒にAIの仕事をしてきたみんながいる。あの人もこの人も、みんないるぞ。やっと会えた! この感動は筆舌に尽くし難い。

夜22時くらいだったがしっかりと肉を食べ、ビールを飲み、解散した。モンゴルの肉はやはり美味い。