4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

くるぶしソックスのゴムがびよんびよんになっていて、登山という営みの過酷さを知った

7月4日(火)

目覚めた。やや二日酔いを感じるが、概ね元気だ。さあ、今日は何をしようか。

風呂に入り(風呂はとてもよかった。酔った状態か二日酔いの状態でしか入ってないのが心残りである)、朝食のバイキングをしっかりと食べ、部屋で少し仕事をしたのちに見どころを探る。

そうか、東の方に気軽に登れる山があるらしい。円山公園の横にある円山原始林というところだそうだ。行ってみよう。

電車で数駅、そこから歩いて数分。登山口というにはカジュアルなところがある。スニーカーで行けるかな? さっき調べたときには「保育園の遠足で行く」って書いてあったから、スニーカーで大丈夫だろう。

と思って登り始めるとまわりは結構ちゃんとしたハイキングの恰好をした人たちばかりである。ちょっと肩身が狭い。そしてくるぶしソックスがどんどんずり落ちてくる。

くるぶしソックスを引き上げ引き上げ山頂へ。わ!! すごい眺め!! こんなところがあったとは……!

写真をばしばし撮って、満足して、来た道を引き返す。昼食の前にユニクロで靴下買おう。

ちょっと早いけど札幌駅まで戻り、ユニクロで靴下を買って履き替え(くるぶしソックスのゴムがびよんびよんになっていて、登山という営みの過酷さを知った)、古い靴下を捨て、そして向かいにある、いとこが働いているタンタンメン屋に入る。

汁なし担々麵、久しぶりに食べた。辛さは標準にしたが十分辛く、さわやかである。いとこは丁寧にあいさつしてくれた。隣でタンタンメンをこしらえていたのが社長なのだそうだ。社長は同い年と聞いていた。つまり私とも同い年である。

タンタンメン屋をあとにして、電車に乗り、新千歳空港へ。まだ飛行機までは3時間ほどあるが、ここからリモートでいくつかミーティングに参加する。世間は平日、火曜日なのだ。

お土産にリクエストされていたシマエナガグッズを買う。鉛筆とふせんを子供用に、妻にはヘアゴム。犬には骨(花畑牧場の鹿の骨)。私には三方六と鹿ジャーキー。

出発ロビーから打ち合わせにごりごり出て、最後のミーティングが終わったあとで飛行機にすべりこむ。帰りの飛行機はずいぶん空いている。

ふう……

そこからはモノレールと大江戸線で普通に家に帰るだけだ。

家に帰り、妻と子供たちが夕食を食べていた。お土産を一通り手渡し、私も夕食を食べると、少しおなかが痛くなってきた。食べすぎだろうか?

いや、違うな。ぜんぜん痛みが引かないぞ。

ひかないどころか酷くなる!

ベッドにうずくまって痛がっているとぐんぐん寒気が押し寄せてくる。37℃。38℃。ああ39℃になってしまった。

いろんな食中毒がうずまく。いとこの顔も浮かぶ(彼の店で半熟卵を食べたのが悪かったのだろうか)。震え苦しみながらとりあえず寝た。なんということだ……