11月11日(土)
そういえば昨日、犬がケガをした。
妻がサロンにつれていく道中で、何らかのきっかけでバッグのチャックが外れて開き、外に飛び出して落下し、牙から血が出て、失神したのだという。
妻はあわてて動物病院にかけこみ(動物病院とサロンがごく近くてよかった)、事なきを得たが、とはいえ脳震盪の可能性もあるため2日間安静、を言い渡されていた。
本人も驚いただろうが妻も大きなショックを受けていた。自分の責任で犬に何かあったら……震える。
家族未満なようでしっかり家族なのが犬であった。このあたりめだかとは違う。
上の子と妻は中学校の見学に行くことになっている。私と下の子は留守番だ。
留守番といっても晴れた秋の日であり、さすがにどこかに出かけるか、そういえば木場公園でマルシェやってたな。木場公園行くか。お昼は何がいい、好きなもの食べよう。お寿司。お寿司いいね。
子どもは2人いるとその間でコミュニケーションがもつれて喧嘩になったりするが、1人だけだと大人と普通に接続できる。
自転車に子供を乗せて走り出す。うん、寒い。妙に寒い日だ。寒い寒いと言いながらマルシェを見て回り、ドライフルーツなどをお土産に買った。工作コーナーなどもあったが、寒すぎてすぐに建物の中に入った。
そこでは何かのワークショップをやっている。一閑張、と書いてあった。なんだろう。しぶい。子供は意外と興味を示している。
どうやら、籠に和紙をはっていって、皿のような器にする技術らしい。へぇ、しぶいけど面白そうじゃないか。やってみようか。1000円払って着席。
和紙と骨子になる籠を選ぶとおねえさんが糊の塗り方を教えてくれた。そして和紙をちぎって、籠に貼っていくのだという。子供がチャレンジする、なかなか和紙が破れない。私もやってみる。やぶるというより、横方向にひっぱってちぎるほうが簡単だ。
ぺたぺた。ぺたぺた。二人でわちゃわちゃと籠に和紙を貼る。
おもしろいな、これ。
最終的に20㎝くらいの、いろいろな緑色の和紙で貼った器ができた。ほう……良いものだ。
できあがった一閑張を自転車のかごにいれ、すし屋へ。好きなものを好きなだけ食べた。私は好きなトロタク巻があったので満足。たまには別行動も良いものである。