10月1日(日)
PTA活動というのは正直なところやってみないとわからない。外から好きなことを言うのは簡単だが、実際に中に入ってみると難しさを感じる。
まず、PTAがなくてもいいというのは、実際その通りで、PTAなどなくても学校生活は問題なく回る。
だが、ちょっとだけ寂しいのだ。どちらかというと学校の行き届かない部分をサポートするための絶妙な小回り役という感じだ。
そして活動に無駄が多いじゃないかというと、無駄が多い。
しかし、PTAは普通の企業と違って、構成員が基本的に1年任期、採用による要員の適性保障がないためスキルはゼロベースでインフラを構築しないといけない。というめちゃくちゃすぎる状況、数十~数百万円くらいを扱うという微妙な責任感の高さで増えるペーパーワーク。
目的を学校のサポートにするならいちからもっと面白いやり方を考えられるだろうな、という気持ちと、仮に私がいちから考えたとしても意外と今のPTAと似たような形になってしまうのでは、と感じた。
さて、今日はPTAまつりがある。アプリでまわってきたプリントに沿ってお手伝いをする。誰かがこのオペレーションを決めて、誰かがプリントを作ったんだろう。大変だったろうな。
そして私は広報の担当者なのでPTA祭りを撮影しないといけない。茶番に茶番で対応するみたいな滑稽さを感じるが、しかしこれはこれで思い出になるんだからなぁ。
1年生3年生5年生が午前中、2年生4年生6年生が午後、となっている。これもコロナのせいだろうか? それとも単に混雑緩和だろうか。そして5年生は学年閉鎖となっておりPTA祭りも学年まるごと欠席だった。
奇数学年時間の終わりに写真を撮りに行ったがすでにそこにはあまり子供の姿はなく、下の子もおらず、近くの公園で遊んでいるようだった。アトラクションはほぼ終わり、写真もろくに撮れない。空ばかり撮った。暑いのでTシャツ短パンで行ったが、たぶん今年最後になるだろうな。
下の子の帰りを待っていると時間もなくなるので、おにぎりを食べて、下の子が帰ってくるとすぐに上の子が代わりに出ていく。
先ほどの反省を生かし、早めの時間に撮りに行く。クジ引きとかわなげ、昔はやったボトルフリップチャレンジなど屋台が出ている。できるだけたくさん撮る。
(今年度の)PTA会長がやってきて、もうすぐ大道芸の人たちが来ますよ、と言った。大道芸の人たちが来るんか! 隣の商店街で大道芸祭りをやっていて、そこからなだれ込んでくるらしい。
実際2人組のゴスロリというか魔女というか不思議な人たちがやってきて、アコーディオンを弾きながら子供たちの頭に輪っかをかけてまわっていた。写真を撮る。
そこからまた帰ってきて、最後に片付けに出ていき、テントを止めていたペグを抜いて回って解散。
PTAについてはいろいろな想いも意見もあるが、PTA祭りを楽しみにしている子供がいるというのは間違いないわけで、形は変わるかもしれないが親として何かしたいという気持ちになんらかのはけ口があるとよいなと思う。