4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

子育てにおける「詰み」

9月27日(水)

子供たちが毎週水曜日、必ず14時50分ころに喧嘩をする。

それは「どちらが先にピアノに行くか」である。

ピアノのレッスンは15時から16時で、それぞれが30分ずつだが、どちらが先にやってもかまわないことになっている。だが二人とも先にやりたい(後の時間を確保してお友達と遊ぶなり塾の準備をするなりしたい)事情があり、毎週確実に喧嘩になっているのだ。

そして下の子が上の子をほっといて先に行ってしまう形で決着がつくことがおおい。

今週も同様に決着がつき、しかし上の子はそれが我慢ならなかったので気持ちの落ち着きが取り戻せず、結局ピアノを休んで、帰ってきた妻になだめられていた。

そしてカレンダーには堂々と、どちらが先に行くかが書かれることとなった。

でも知っているのだ。こんなものを書いたところで、それに従うのは当初数週間。1回でもレッスンが休みになるなりしてみろ。「2回連続で後になるのは嫌」と「カレンダー通りにすすめるべきだ」派の対立は目に見えている。

子育てはたまにこういった「詰み」の状況になることがある。あちらが立てばこちらが立たない。会社のように、偉い人に頼み込んでどうにかしてもらうことも、お金で解決することも、できない。打つ手なし、「詰み」の状況、いままでもしばしばあったし、これからも時折訪れるのだろう。

今日の場合、おそらく最善手は二人の曜日を別々にすることだと思う。結局精神論や工夫で吸収できるいさかいにも限界がある。