4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

これは完全に自分に跳ね返ってくるやつだな、と一人じっとりとした。

9月25日(月)

妻が休みなので、出勤の日だ。子供らが学校に行き、私もとっとと家を出る。

すべきことを一通り片付けてから特に長居もせずに家を出たのだが時刻は9時を回っている。かつて本当に「出勤」ということをしていたのだろうか、俺は。

会社についてまずするのは勤怠の登録である。会社から社内システムにつなぐとシングルサインオンは要らない。当たり前だがこの事実に感動している。ありがとう、物理セキュリティ。

出勤してこなしたい打ち合わせは1個だけで、あとはゆっくりと作業、のつもりがやはり会社では作業にならない。

ランチタイムは久しぶりに同僚と連れ立って新橋へ。

稲庭うどんの名店である七蔵になんとなく見覚えのある顔があって、しかし家族で来ていた。彼はアメリカにいるはずで、他人の空似だろうか。

しかし本人だった。一緒に来ていた同僚の同期でもある。私が「アメリカにいるはず……」の疑念をぬぐい切れず生霊ないしドッペルゲンガーを見るような目で見ていたのをお互い笑った。

そしてあとになっていろいろと悩ましい状況について知ることになる。サラリーマンはサラリーマンの生き方しかできない。なんというか、我を通すのも機を見てである。

我を通すのも機を見て、ですよね、という話をしながら、これは完全に自分に跳ね返ってくるやつだな、と一人じっとりとした。