4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

場当たりに変遷していく場所の記憶こそ人間の営みを感じさせとても好みだ

5月30日(月)

子供たちは運動会の振り替え休日で休み、妻も休みで仕事があるのは私だけである。子供らに「パパだけだねー」と言われ、どうにも気分が上がらないまま週の頭を迎えた。

ゴールデンウィークに小松菜の種を撒いたが、撒きすぎて、すさまじい数の若芽が発芽してしまった。毎日間引きをして、ベビーリーフとして食べているが、ベビーリーフはあるだけで食卓が華やかになるのでもう少し撒こうかなと思い始めている。

朝食はふたたびのパン。バゲットだった。こんどこそかつおのオイル煮をバゲットに乗せて! うまい! 一週間越しの「うまい」だ。

こういう保存食の類は何日くらい持つのか全然わからない。味も変わりにくい。もう気合でしかない。

会社へ。仕事と仕事のあいまに、かつて食堂だったところでお弁当を買って昼食とした。かつて食堂だったところは、一時期オープンスペースになったり、謎にITデスクが現れたりと迷走を続け、しかし趣だけはかつての食堂感を残したまま今はお弁当屋になっている。

こういった場当たりに変遷していく場所の記憶こそ人間の営みを感じさせとても好みだ。

仕事をこなし、家に帰ってくる。夕方以降の作業は家でやる。

めだかが増えていた。聞くと妻が花屋でもらってきたのだという。我が家のめだかは生き残った黒メダカの子孫しかおらず、グレーっぽい黒か赤っぽい黒しかいなかったので、あざやかな紅、ぶち、金ぴか、白などさまざまなめだかが増えて目に楽しい。

めだかは人間の目からするとオスもメスも大小どれも等しく美しい。我々人間も、別の生物から見ると等しくいとおしく思えたりするのだろうか。

夕食はカレーだった。妻が昨晩作ってくれたやつだ。カレーというには少し塩気が薄いように感じたが、とても上出来。