4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

友達であることが所与といえる関係性

4月9日(日)

友人宅で餃子パーティーがある。かつて水戸までビールをつくりにいって、それが完成したので試飲会でもある。とても楽しみだ。

なお11年前、自身が結婚するときのサプライズプレゼントでビールを作った友人、今回もサプライズにしているのかと思いきや、前日にしゃべってしまったらしい(し、奥さんは最初から気づいていた様子)。

妻は朝から仕事に行き、私は家族に、昨日のニシンの焼き魚のあまりと、フリーズドライの梅干しをまぜこんだごはんをつくり、おにぎりにして出した。圧倒的においしくて、子供に喜ばれる。

午前中は子供たちがお友達の家に遊びに行く。午後に向けて体力をとっておきなさいよ。

私は家にあったラム肉を刻み、パクチーを一束全部刻み、たまねぎを半分刻み、各種スパイスとまぜて餃子の餡をつくった。なんの試食もできていないが絶対旨いに違いない。なんの試食もできていないが。

子供が帰ってくる前に、餡をタッパーに詰め、その辺にあった昨日の残りのパイナップル、その辺にあったデーツとナッツを保温袋に入れる。ちょっと推しが弱いので自転車に乗り、ワインも1本買ってきた。白ワインにしたはずだが後で発覚したことにはオレンジワインだった(そしてほかの誰かとかぶった)。

子供らが帰ってきて、ピアノの練習など必要なことをすませる。風呂を7時半に湧くようにセットする。犬が退屈しないようにおもちゃを入れてやる。帰ってくるときにはどんな状態になっているかわからないので、最善を尽くす。

そして子供らの手をひき日暮里へ。かつて、上の子が1歳半くらいまで住んでいた町だが、来るのはいつぶりだろうか。駅のエキュートで「にゃっぽり」グッズが売っていたので思わず買いそうになる。下の子も「買っちゃいなよ」と加勢してきたが思いのほかグッズがたくさんあって、すぐにはなくならないだろう、と思い、今日はどうにかとどまった。

友人宅へつくと、「良いところに来た、キャベツを刻んでくれ」と言われた。私の包丁さばきに期待してくれていてありがたい。ひと玉刻んでいたら、ニラが目の前にどんと置かれた。

わが子たちは、久しぶりに会う友達とはだいたい打ち解けるのに数分~十数分の時間がかかるのだが、私の友達の子供たちとの間にはその時間はなく、すぐにキャンキャン遊び出すから不思議なものだ。

子供らは2階でキャンキャン遊び、大人はビールで乾杯する。スパイスがいっぱい入っていて不思議な味だった、それも11年前と同じだ。オレンジワインを飲み、延々と餃子を包む。

餃子、包むのが好きなので、こうやってみんながた食べる餃子を延々と包むのは愉悦でしかない。

他にも写真を撮ったり洗い物をしたりピアノを弾いたりと、献身的に楽しんだ。

同じサークルであったから友達になったが、今は友達であることが所与といえる関係性。

19時をすぎ、犬をひとりで留守番させているのがそろそろなので帰る。子供らはまた来たがった。