4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

こんなに慌てていももちを作るのは人生最初で最後だろう。

4月20日(水)

すっかり寝坊をして、ご飯もなく、研いでいる時間もなく、たまたま届いていたパニーニにほうれん草スクランブルエッグを挟んで食べた。

我が家では厳格に「朝食はご飯とパンを交互にする」というルールを運用してきたが、パンが2日続きそれが崩れた形だ。

子供らは明日明後日とご飯が連続することを恐れているが、正直どちらでもいいのだ。なにせ私の実家では朝食は8割がたパンだった。

子供が恐れているという状態は我々にとって悪いことではないのでそのままにしておく。

パンを食べ、下の子が家を出ていく。妻は副反応もだいぶ良くなって普通に過ごしている。なんか拍子抜けだ。

上の子もそろそろオンライン授業に飽きてきたようで、仕事中に時折様子を見に行くと「ヴァー」と言っていることがある。

昼食はいろいろ残っているおかずを白飯のまわりにもりあわせて食べるつもりだったが、さて食べるかという段になって上の子が「いももちは?」と言った。

今日は下の子が学校でいももちを食べるという。そういえば作ってやってもいいと言ったな。忘れていたよ……。今言うかよ……。

12時15分。あと45分でミーティングが始まる。「今言うかよ……」を反芻しながら信じられないほどの大急ぎで芋の皮をむき、ゆで、潰し、粉とチーズとまぜ、丸めて焼いた。12時半過ぎにはいももちを食べることができた。こんなに慌てていももちを作るのは人生最初で最後だろう。

超特急で作ったいももちも旨い。

下の子が帰ってきてピアノを習いに行く。お友達がそれについていく。

このお友達は、よく言えば行動力が強く、悪く言えば好き勝手に動きがちで、放っておくとピアノの教室にまでずいずい入ってきかねないので、一応「教室は普通のマンションの部屋だから入らないでね」と伝えておく。子供の身勝手をどこまで抑制すべきなんだろうか。

お友達はピアノ教室の中にまでは入ってこなかったが、その代わりにマンションの前でずっと待っていたのだそうだ。それはそれでどうかと思うよ。

夜は早めにあがり、大根の皮とブロッコリーの芯とひき肉を醤油味にしたものを前に悩んだ。これだけではおかずとして足りない。

うーん。豆腐をつぶして炒め合わせ、卵も混ぜて炒り豆腐みたいなものにする。滋味あふれる。うまい。