3月5日(日)
朝食、ごはんの予定日だが、子供らが「パンがいい」とごねて、じゃあわがままさんたちのためにパンにするよ!と投げやりに言ったところやっぱりいやだとか色々ごねて、結局チャーハンに落ち着いた。
妥協点としてのチャーハン。最近よく見かけるな。
子供たちに「今日なにしたい?」と聞いたら、だらだらしたい、というので好きなだけだらだらしたまえ!と宣言し、私は仕事にかかる。私は私でいそがしいから、だらだらしていてもらえるのはありがたい。
なのだが今日はなぜかうどんを打つ日なのだった。
前職の最後あたりで、部下と1on1で料理の話をしているとき、こんなやりとりがあった。
「児玉さんは粉をこねたりしますか?」
「平べったいやつならこねますよ」
「うどん、いいですよ。うどん簡単でおすすめです」
「うどん、何度かチャレンジしたけど、くっついたりしてうまくできなかったんだよな」
「打ち粉をめちゃめちゃにやるとくっつきませんよ」
打ち粉をめちゃめちゃにやるのか!カッ!第三の目が開いた。今までは、「多めに打ち粉を」くらいの認識で、気持ち多めにぱさぱさする程度だったが、めちゃめちゃにやればいいんだな!
それ以来いつか試したいと思っていた。
下の子の助力もあって、粉をこね、踏む。踏むところは楽しいので上の子も参戦してくれた。10踏みずつ交代。
そして寝かしている間にスーパーで青ネギを買ってくる。やはりネギがないとな。
こねあがったうどんを平べったく伸ばし、細く切っていく。切り終わったうどんを湯に投じる。そして10分待つ……
できた! ぐにゃぐにゃでむにむにのうどん!
子供らのリクエストにこたえて、卵を落とし、海苔とネギをかけ、めんつゆでシンプルに食す。
うわー、70点。(味80点、見た目と食感50点)やはりもっと細く切らねばダメだったか……
あと粉がそもそもハードブレッド専用の中力粉だったのがよくなかったのかもしれない。
帰ってきた妻に対して、粉のせいにしてみると、さすがにそれはひどい、明らかに腕前だろうと鼻で笑われた。ちくしょう……!
でも、そこでハッとした。振り返ると、確かに打ち粉をめちゃくちゃにしたので、くっつきはしなかったのだ。確実に進歩がある! 次も打つ……!