4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

牛ひき肉のスパイス炒めと名乗り替えたら納得

2月12日(日)

これは結構前のことである。

洗面所にずっと、ボタンがついた細い布切れがあった。

ボタンがついた細井い切れというのは、本当にそれでしかない。ボタンは、スナップ型のものだ。布切れの柄には見覚えがあって、すごくすごく昔に、子供の服だかなんだかに使っていたものだ。なつかしさがある。

何年も何年もずっとそこにあった。妻が何かのノスタルジーでとっておいてあるのかと思って手を付けずにいたが、妻も手をつけず、残っていた。

ようやく意を決して聞いてみた。

「これって何?」

「なんか昔の布だよね。ベビーカーにつけておいたやつかな?」

「とっといてあるの?」

「いや。捨てていいよね」

捨てた。何年もずっとそこにあり、一瞬話題にのぼって、すぐに捨てられてしまった。セミもびっくりだ。

日曜だ。今日は子供らがお友達の家でお昼を一緒に食べるのだという。それ以外に特に用事はない。

朝食は昨日の昼に残ったパンに、しばらくのこっていた卵サラダを塗ったりして食べた。午前中は犬を散歩させたり、上の子が勉強するのにあわせて料理をしたりする。

上の子と下の子がふたりとも子供部屋にいるとどうしても勉強に集中できないようだ。下の子はそれもわかっているが、でも一人じゃつまらないから子供部屋にいて上の子にちょっかいを出してしまう。私から「一緒にお料理しよ」と声をかけ、きっかけをつくるとノリノリでついてきた。

チキンと野菜のラタトゥイユ、牛肉のキーマカレーを作った。キーマカレー、めちゃくちゃおいしくできた。何も考えずにスパイスを振っていたらシナモンやナツメグをめちゃくちゃ入れてしまって、それが良かったのかなと思う。新しい料理が生まれる瞬間ってのはこういう感じかしらね。

子供をお友達の家まで送っていく。とりあえずお昼代で1000円を手渡した。現金、生、我ながらちょっとセンスがなさすぎる。

秋葉原まで行って、お昼にちゃんぽんを食べて、パソコンのモニターを見てみた。うーん、台座が意外とデカいんだよなぁ。直置きしたいんだけどそういうのはダメかな。

家に帰って少し仕事をする。夕食はキーマカレーに決まっているので大変気が楽である。

実際味はとてもおいしかったが妻からは「これはキーマカレーではない、キーマカレーはもっともったりしている」と指摘され、牛ひき肉のスパイス炒めと名乗り替えたら納得してもらった。