8月10日(水)
大きな風呂が好きだ。
もちろん風呂は誰だって大きいほうがいいに決まっているが、エンタメとしての大きい風呂が好きで、できれば毎日大きい風呂に入って足を伸ばして暮らしたい。浅めがいい。足をぐーっと伸ばして、風呂の淵にタオルを敷いてそこに頭を乗せ、だらだらとしたい。
そしてそういうところで集中して仕事をしたいのだ。
11日(木)から2泊3日の休暇をもらったので、いろいろ調べた結果、越後湯沢に行くことにした。お盆ど真ん中なのにどうにか部屋が空いていて、現実的な価格であり、山歩きもできそうだったからだ。
湯沢ニューオータニ、なのでニューオータニグループではあるがやはり高度経済の遺構という趣が強く、まあいわば古い旅館である。一人でふらっと行くにはよいだろう。
本当はもっと田舎のど真ん中のデザイナーズホテルとかもよかったがそこまで金をかけるでもあるまい。やることは一緒だ、風呂に入り、仕事をするだけ。
朝早く起きてホテルの予約をし、妻に伝える。理解してくれた、よかった。
朝食は、ごはん、オクラ、残ったとろろ、納豆、卵、梅干しなどを並べ、好きに組み合わせて食べるスタイルにした。私はオクラとろろ納豆と卵かけごはんの組み合わせにした。妻は白身と黄身を分け、黄身をオクラに乗せたはいいが、白飯と白身で食べるんだ。好みがある。
子供と妻は銀座に遊びに行くというのでわたしは一人で粛々と仕事。
昼食はいろいろ迷って韓国料理屋で冷麺を食べることにし、行ってみたら休みで、暑い中さまよって結果「東秀」で冷麺を食べた。
東秀、あるなあるなとは聞いていたが初めて入った。餃子も3個つけたが思いのほかうまい。これは、あるな。
大手チェーン店というのはうまいから悔しい。
午後、妻と子供らが帰ってきて、ピアノに行って、前の先生今日で最後だった、とのこと。そっか、さびしいね。
銀座では小学館の図鑑ミュージアムに行ってきたらしい。動物たちが動き回っていて、指示通りの手順を踏むとゲット(記録)できるのだそうだ。ヘラジカ、ホタル、ジネズミなど、ゲットできた動物たちを教えてくれた。ポケモンの世界を現実に逆輸入しているようだ。
ホタルのポケモン、イルミーゼとバルビートはスカーレットバイオレットで復帰するのだろうか。
夕食は妻が鶏とまいたけの醤油焼きをつくってくれた。残っていたトマトと、残っていたきゅうりの胡麻和えを適当に盛り合わせて夕食。
夜も少し仕事をして、金麦を飲んで寝た。寝る直前に酒を飲むと明け方尿意で起きてしまうのにまたやってしまった。