4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

いつでも遊びに来ていいよ、というのは、いつでも遊びに行っていいわけじゃない

12月15日(水)

子供らが放課後、パン屋に行ったらしい。

近所に最近できたパン屋なのだが、なぜか近所のお友達がそこに入り浸っているとのことだ。

駄菓子屋と違って何を買えるわけでもないのによく行くな、と思ったら店長に食パンを一口もらったのだそうだ。

夕方のまあまあ忙しい時間に小さいお店に子供が3人もうろちょろしていたら多分に営業妨害だろう。と子供らを諭したら

「●●ちゃんは『いつでも遊びにきていいよ』というしるしをもらってるからいつ行ってもいいの!」とのこと。

いつでも遊びに来ていいよ、というのは、いつでも遊びに行っていいわけじゃない、ということを教えるにはどうしたらいいんだろう。


朝起きて、ばたばたーっと準備をしていく。部屋の掃除がおいつかない。

子供をどうにか7時前に起こし、ハムスターに餌をあげろとひっぺがし、私はリビングにとってかえして昨日の溺れ煮にレタスを雑に突っ込んで煮る。

あとはずっと残っていたトマトの水煮と卵をまぜ、オムレツに焼く。トーストをする。トースト、かなり、ワンオペに向いてないな。

子供たちが出て行ったあと、午前中は割と暇だったので近くのカフェに足を向け、パソコンでごりごり作業する。行きがけに少し写真を撮ってみる。

近くのカフェに行くだけなのに、カメラ、PC、テザリング用の会社スマホ、とかなり盛りだくさんになってしまった。重たい。


上の子が「ペットショップの店員さんになりたい」と言った。

私は弟がペット関係の仕事をしていることもあり、ペット関係にはそれなりに強い思いがあって、ペットショップもかわいくていいが、安易にペットを飼い、飼えなくなって捨てられていく犬や猫たちが毎日殺されている、それを救うために活動している人もたくさんいる、という話をしっかりした。

子供たちは話をよく聞いていた。かわいそうすぎる。自分で飼うならペットショップじゃなくてそういうところでもらいたい。ぜんぶもらいたい(それは無理)。そして、そういう動物を救う仕事がしたい、と言っていた。

「なんていうの? そういう仕事。動物園の飼育員さんとか、学校の先生とか、なんかそういう言い方ない?」

あー-、何と呼ぶんだろうな。名前がない職業って難しい。名前をつければ、そういうのをやりたい人が増えるかもしれない。

しかしそういう動物を救う人が増えるほど、心無い人も増えていくのだよ。

動物を飼うのって大変だねという話の流れで、子供たちを風呂に入れているときに上の子が聞いた。

「ねえ、子供って、育てるの大変?」

それはね、、、

めちゃめちゃ大変だよ!

「でもどう、大きくなってきて赤ちゃんの時より楽になってきたんじゃないの?」

そうだねぇ。楽になったといえばなった。でも難しくなった。赤ちゃんの時は、決まったことをやっていればよかった。だんだん大きくなってきて、悩むことが増えたでしょ。今、君たちが喧嘩しているときどうしたらいいんだろう。パン屋さんに勝手に行ったこと。お金の使い方。答えがない難しさが増えたよ。これからもっともっと増えると思うよ。

すると上の子は鏡にグラフを書いて、横軸が大変さ、縦軸が難しさだという。

右下からはじまって、左上まできたかな、と言っていた。

うーん、まだ真ん中へんだと思うよ。