10月7日(木)
朝食:ベーグル、卵キャベツのカレー炒め、かぼちゃポタージュ
ポタージュが食べたくなってつくった。秋だなぁ……。秋という感じが深くする。
卵と野菜のカレー炒めも作って出したら、なんか豪華だね、と言われた。豪華……かな? 確かに彩りは豊かである。
かぼちゃが良いやつだったのかわからないがポタージュはとてもおいしくて、下の子は毎日これを出してくれとせがんだ。そうはいかないが気持ちはわかる。
昼食:四種のチーズのピザ
何が食べたいか自分でもわからなくなってしまって、妻とうろうろし、ピザかな、、、最近言ってないイタリアンに行くか。
ここはイタリアンしては珍しく、さほどおいしくない。まずい、というほどではないが、パスタが少し細くてぐにぐにしていて、妻が頼んだパスタはクリームソースなのにニンニクがしっかり効いていて(その必要ある?)、値段に対して味も量もついていってない感じがする。それでも貴重なイタリアンなのでしっかりといただく。
夕食:生姜焼き、きゅうりのマリネ
米を炊き、冷凍されていた生姜焼きを焼く。冷蔵庫にずっとえのきがのこっていたので、えのきまみれの生姜焼きになった。
えのきはどうも得意ではない。いや、いろいろ料理の仕方を知ってはいるけど、なんだろうそもそも食材として、歯に挟まるし妙にしこしこした食感で積極的に食べようとは思わない。
キャベツも千切りにしておいたのでスムーズにワンプレートになる。
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上の子が本を読むと延々と読み続けており、こちらが声をかけてもまったく反応しない、ということがしばしばある。
朝、そういうときって聞こえてるの? 聞こえてないの? と聞いてみたところ、聞こえたけど無視している、と白状した。
無視はよくないわな。今後気を付けてくれ。
そして夜。上の子は同じように延々と本を読んで、目の前に仁王立ちになって2回、名前を呼んだがまったく反応しない。
すでに下の子と妻は寝室にいっており、上の子に詰め寄る。無視ですか、それはよいことですか。
聞こえなかった、とかたくなに主張した。
「聞こえなかったの、ぜんぜん聞こえなかったの。
「目の前に立って2回も大声で呼んだのに?
「聞こえなかったの!
「本当に?
「本当に聞こえなかったの! 何回言えばいいの!
「本当の本当に?
「本当だって言ってんじゃん!
「そうか……じゃあごめん。聞こえなかったんだね。お父さんはてっきり聞こえてると思っちゃった。悪かったね。今度から大きい声で呼んで体をゆするね。
「……パパごめん。
「なんで謝ってるの? 悪いのはお父さんでしょ?
「わぁぁぁぁーー
嘘をつき通したがゆえに、もはや謝ることすらできなくなった状況をようやく察したらしい。嘘はよくないよ。保身のための嘘は、いずれ倍になって身を亡ぼすのじゃよ。身をもってわかったかね。
子供は「もういやってほどわかった」と言って寝た。
夜にピアノの練習をしていると大きな地震があった。天井からつり下がっている照明たちが、がたがたと激しく揺れる。
ドアを開け、子供たちの様子を見る。妻がなだめているようだがそもそも目覚めてもいなかったようだ。