4月27日(火)
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5時過ぎに起きる。よし。
白湯を沸かし、ネットサーフィンをして、本を読んで過ごす。すごいな、理想的な朝だ。白湯が冷めるまで水を飲むのも我慢したからしっかりと「起き抜けに白湯を飲むアラフォー」だぞ。
大根がたくさんあったのできんぴらにする。少しだけ、ほんの少しだけ辛味を……と祈る気持ちで鷹の爪をごくわずか(3切れ)入れ、できあがったきんぴらはしっかり辛かった。やっちまった。
ついでにネギを適当に焼き、水にいれ、昆布1枚と煮干し数匹、干しキノコをひとつかみ入れてゆっくり煮る。キノコが少し柔らかくなったら醤油をびゃーっと入れる。うまみの波状攻撃だ。最高。
ミートソースがあるので、子供らに「夕飯はスパゲッティでいいか」と聞いたら「ごはんの上にミートソースのせて、目玉焼きのせて、まわりにレタスが乗ってるあれがいい」と言う。あれか、タコライスか。
タコライスが好きなのではなくて、かつて自分が考えた料理なので思い入れがあるのだろう。
下の子は学校から給食袋を持って帰ってくるのを忘れていて、それを妻が連絡帳に書いたらそれを「どうしても消して!」とごね、妻は仕方なく修正ペンで全部消していた。真っ白だ。気持ちはわかるが消さすなよ。
子供たちは学校に行き、私と妻が残った。ジャスミン茶を淹れて仕事にかかる。
昼飯に出る。出るが何を食べるか決まらず、家を出て右に行くか左にいくか迷ったまま少し時間が経った。よし、きじ丼だ。
子供たちが16時に帰ってくる。遊びに行くのかなと思ったら、行かない。緊急事態宣言だから遊んじゃダメ、なんだそうだ。マジかよ。
あと学校からChromebookを持って帰ってきた。分厚くて、重たい。
ChromebookってCPUもスマホのやつだしメモリもストレージも軽いはずなのになんでこんな重たいの? しかし楽しそうにカメラを起動して、写真を撮っていた。時代だな。微妙に時代に追い付いていない、時代だ。
夜目まで打ち合わせがあり、妻が子供たちを風呂に入れている間に私はリビングに戻った。子供たちに「目玉焼きを焼いていいタイミングになったら、大きい声で焼いて!と言ってね」と伝えておく。
そのうち風呂場から「焼いて~!」と大きな声がした。焼くぞ。
タコライスができた。子供たちはマヨネーズをにゅいにゅいかけた。夜に? カロリー? 野暮なこと言うなよ。
子供たちが寝た後、妻が「開けられなかった」というワインの開栓に取り掛かる。コルクではなくプラスチックの栓があって、私がいつも使っている「挟んで引き上げる」式のコルク抜きでは対応が難しい。
しばらくぎゅうぎゅうと難儀したあと、そういえば普通のネジネジのコルク抜きがあったな、と思い出してそちらを使う。一瞬、ほんの一瞬で開く。
人生遠回りの積み重ねだよ。一口白ワインを飲んで寝た。