4月28日(水)
近所のスーパーで、いつも買っている梅干しの取り扱いがなくなった。何年も同じ銘柄を買い続けていたので家族に激震が走った。
その梅干しを選んだ決め手はなんといっても塩分量。18%。最近は甘い梅干し、蜂蜜梅、塩分カットなどで5%とか3%のものすら珍しくない中で、スーパーの梅干し棚でダントツに高い塩分量だったのがいつものやつだ。
私の中で梅干しはほとんど薬で、もちろん白いご飯や料理にも使うが、頭が痛いときに舐める。妻が「頭痛には梅干しがいい」と信じて疑っていず、私もそれを一緒に信じている。薬として舐めるなら当然、塩辛い方がいい。それがプラセボなら尚更である。
先日スーパーに行って愕然とし、仕方なく次に塩分量の高いものを買ってきた。10%。ほぼ半減だ。食べてみる。甘い。
振り返れば昔はそんなに梅干しが好きではなかった。酸っぱいもの全般があまり得意ではなかった気がする。父方の祖母が梅仕事をしていて、めちゃくちゃに酸っぱいのを食べた記憶がある。昔の北国の人だ。
それが十数年もすればどうだ。スーパーの梅干し棚に一喜一憂し、とうとう塩分量で梅干しを選ぶまでになった。
毎月室蘭の魚を取り寄せている「ポケットマルシェ」というサービスで梅干しを探す。紀州から送ってくれるらしい。塩分量は堂々の20%。一も二もなく購入して届くのを待っている。
朝、ただいま発送しました、というメールが届いた。来るか。うきうき目覚める。
ごぼうのガレット、という天からのお告げがあって、ごぼうをチーズおろしですりおろす。チーズと粉を混ぜて、多めの油で薄く揚げ焼きにする。
美味しいと言えば美味しいが、二つ。ごぼうはささがきか薄切りか細切りにしろ。そして、揚げたてを食え。
あとは卵と玉ねぎとピーマンを適当に炒めてカレー味にして食べた。
子供たちが家を出て、妻も後を追うように家を出る。朝の時間が短くなり、ここに書けることも減った。
昼はちょっといつもと違う方へと思い自転車を走らせ、見慣れない洋食屋があるので覗いてみる。ランチメニューはビフカツやチキンカツだが、持ち帰りでバインミーがあるらしい。
ベトナム風バインミー、フライドポテト、そしてレモネードを買って帰り、昼飯にする。
夕方子供たちが帰ってくる。18時からの打ち合わせにどうしても出ねばならず、子供たちにテレビを見て待っていてもらう。あまりこういうのはしたくないが仕方ない。結局妻が帰ってきて通常運転に戻った。
ピンポン。お、届いたか! 梅干しだ!
カレーであったが急遽開封して、ちょびっとつまむ。うまい! すっぱい! そして塩辛い!
夜9時から同期と打ち合わせ(私はビールあり)をして、10時過ぎに風呂に入って寝た。