4月26日(月)
子供たちの給食が「黒砂糖パン」とある。
黒砂糖パン、どういうのだ? きなこパンみたいにまぶしてあるタイプか? ロールパンのように練りこんであるのか? シナモンロールみたいに巻いてあるのだろうか? 学校給食には「学校給食でしか食べないタイプの料理」があってとてもよい。
子供はあきらかに優遇されている。
例えば「ぷっちぐみ」という雑誌がある。これは小学1~3年生の女の子をターゲットとしたものだ(と表紙に書いてある)
全人口うち、6~9の3歳分しかターゲットにしていないのだ。
例えば36歳~39歳までを対象にした雑誌なんてないだろう。60~63歳というのもない。ピンポイントすぎる。人口でいえば後者の方が多いにも関わらずだ。
人生というものがいかに前半は濃く、後半は薄く延ばされているのかを知る。
さて。
朝。妻が「スキッパー」を探し回っている。こねたパンを切るためのカードナイフみたいなやつだ。ぜんぜんないそうだ。
引き出しを開くと、ゆで卵を切る器具の下に隠れていた。引き出しの底面と色が同じであり一体化して見つけにくかった。見つけて妻に渡す。そして笑った。
可笑しかったのは、数か月前もまったく同じものを同じところで見失い、同じところに隠れていたからだ。スキッパーなくば、ゆで卵器の下を見よ。
昨日の残りのラタトゥイユにさやいんげんを炒めて混ぜ、目玉焼きにかけてジェニック。あとはきゅうりサラダ。きゅうりの断面に軽ーくおろし金をかけ、味が染みるようにしたがまあ、意味なかったな。
妻がパンを焼く。家族4人のパンは「大・大・小・小」になるのが正解だが、焼きあがったパンは大きさがまちまちで、見たところ「大・中・中・小」になっている。重さを測った。やはり「中」が2個だった。「中」をゲットした上の子が、妻に少しちぎって渡した。
上の子が「上履き袋がない」と言った。それは確かにどこを探してもなかった。仕方ないので他の袋に上履きを入れさせて家を出る。
仕事。
昼飯は妻とうどん屋に行った。ついでに歩いてスーパーまで行って、アイスを買ってきた。おやつだ。歩いてスーパーに行くだけで軽く運動だと思っている時点で俺たちはやばい。
子供たちが帰ってきて、すぐに遊びにいく。仕事が終わってリビングにいくと、ようやく宿題にとりかかったところだった。大丈夫なのかよ?
夕飯は焼き豚。900円くらいだった大きな豚肩ロースを、味噌漬けにして、オーブンで1時間、焼くだけ。満足度は3000円レベル。赤ワインをあけた。少しは余るかなと思ったが結局豚はすべて切り分けられて家族の腹におさまった。
黒砂糖パンは、上から見たら渦巻のようになっている、薄茶色のパンだったらしい。聞いても全然わからんのが良い。
子供たちと妻は風呂に入り、私は仕事にもどって多少あれこれして、22時半くらいに健康的に寝た。