4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

レッサー・ユリィとの出会い

12月2日(木)

ワンオペが続いているのでそれなりに忙しい。起床時間は同じだが使う脳のトルクも高いし、仕事自体もそこそこ忙しいし、家事時間に仕事が食い込めないので、妻が子供対応している間に回答できた細かなやりとり類が全部夜に流れていく。

なんだかんだ疲れるな。ご褒美がほしい。

iPad mini 6……予約しちゃうか……

ワンオペをやるごとに、買い物をひとつ許すというのはどうだろうか。

どうだろうかと問いかけてみたがすべて私が決めればいいこと、決めるべきことだ。成人するとは、独立するとは、無限責任を負うとは、自分にご褒美をあげるかどうかを自分で決めることに他ならない。


6時半に起床した。6時に目覚ましをかけておいたはずなのに。

子供たちがばたばたと起きてきて、アドベントカレンダーを開けた。

妻が週末に、1~25まで数字が書いてある小袋に少しずつお菓子を詰めたものを用意してある。起床を促すのに、かなりの部分これに救われている。子育ては工夫に次ぐ工夫だ。

冷凍されていたパンを解凍しておいたので、余っていたトマトソースと卵を炒め、かぼちゃも焼いて出す。わあわあやって出ていった。洗濯物をまとめ、食器を洗う。今のところぎりぎり一人でもどうにかなっている。が、眠い。

今日は休みの予定だ。予定があるので午後からは仕事だが、午前中は休むぞ! 休むために昨日がんばったと言える。

なぜか浅草線に乗ってしまい、宝町からぶらぶら歩いて三菱一号館美術館へ。印象派展をやっているのだ。わー、平日あさイチなのに、めっちゃ混んでるなー。

印象派のみんなは、百五十年後に日本の老若男女をここまで動かすと知ったらどういう顔をするだろうか。

写真OKの部屋があったので何枚か撮った。一眼を持って行ってよかった。

レッサー・ユリィ《風景》 1900年頃 油彩/カンヴァス 101.5 × 71.0 cm、イスラエル博物館蔵 

やばい。レッサー・ユリィ知らなかったけどこの人の絵はすごくよかった。クールベやモネもたくさんあったけど、レッサー・ユリィはマジでよかった。

なんだろう、どこか寂しさ、悲しさが前面に来るんだよな。上の絵だと水面の白い部分がフランスじゃなさを感じさせる。

八重洲地下街の喫茶アロマに入ってサンドイッチを食べたが現金を持ってくるの忘れたことに食べてから気づいた。ない。クレジットカードもキャッシュカードもない。いつかやると思っていたが、とうとうやってしまった……。

ひとまず連絡先をメモに書いてお店の方に渡し、電車に乗って家に帰り、今度は自転車で八重洲に向かってちゃんとお金を払った。ついでにウィスキーとポテトチップスも買ってきた。

子供たちは帰ってきてうだうだしていたが、下の子が「くるるんのカチューシャがない……公園に忘れてきた……」と言い出した。マクドナルドのハッピーセットでもらったやつだな。

公園にとりに行こうか。あれ? 今日公園行ったっけ? 昨日か、忘れたの。それは……怪しいな。

3人で一通り公園をめぐるが、やはりない。明るくなってからまた探しにこよう。しかし、大泣き。

夕食のタコライスをつくり、「いいよいいよ、悲しいことがあったときにはマヨネーズ好きなだけかけなよ。リンゴも山ほど食べよう。グレープフルーツジュースも飲んでいいよ」と促して機嫌はよくなった。

風呂に入り、妻と通話して、子供らは寝た。

9時から9時半くらいまで気絶して、9時半から11時半まで仕事をし、風呂に入ってまた寝ようとする……が、タオルを回収し、エアプランツに水をやり、洗濯物を片付け、部屋を掃除していると、今日も遅くなってしまった……