4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

クロコダイルフィッシュを食べた日

1月18日(木)

一応今日が当日である。前日にワイン1杯しか飲まなかったので気分はバッチリだ。

会場までは歩いて30分くらいだろうか。オンライン会議にふんわり参加しながら、台北の町を歩く。長袖のYシャツ1枚だが、すでに暑い。

知らない街を歩くのは楽しい。

9時半に会場につく。AI同時通訳のテストで、「早餐吃了什么?」と中国語で聞かれ、「卵焼きを食べました」と日本語で答えたのが面白かった。写真を撮ったりして楽しく過ごす。

会場は思っていたのと違い、ランチパーティーみたいなところだった。聞くとランチョンセッションらしい。なるほど。今まで知らなかったよ。

滞りなく日本語でプレゼンを終えた。AI通訳のためにゆっくりすっきりした言葉で話したため、翻訳はかなり完全であったらしい。一方で中国語の人は本気の中国語で喋るのでなかなか翻訳機がおいつかない。モデレーターのお兄さんが英語でひそひそと訳してくれた。

思うけどこの国でビジネスをしていくのに英語は絶対に必要なんだろう。ここ100年で何度も統治が変わっていたりとか、中国との関係性とか。

日本が中途半端に広いことを強く思い知る。

そのあとそのまま会場でランチがあったのでランチを食べた。ネギパンを食べた。台湾の地方自治体の青年みたいな人が来て、英語でいろいろ話してくれた。

15時半から忘年会があるというので、「これは行った方がいいですか?」と聞いたら「No」ときっぱり言われたが、「行ってもいいですか?」と聞いたら「Yes」だったので参加することにする。

それまでは自由時間なので遊びに行きたかったが疲労が濃く少しホテルで寝てしまった。15時半から忘年会なので、その前にポケモンセンターにギリギリ寄った。つい最近オープンしたらしく、めちゃくちゃ混んでいた。台北限定のアイテムはほとんど売り切れ。そして売ってるおもちゃはほとんど日本語であった。

忘年会へ。15時半というのがそもそも早い。ちょっとしたスタンディングのやつかなと思って会場のドアを開けると、それはもうガッツリしたステージで、みんな着飾って華美であった。招かれざる客の私だがひっそりと最前列のテーブルに加えてもらった。

忘年会が始まる。当然ながら全編中国語であり、何もわからない。偉い人が順番に挨拶をし、一番偉い人が挨拶が終わった直後に現金を集めている。くじをひいて、現金を配っている。それが何度も繰り返し、現金が飛び交う。

私も突然呼ばれて、英語で二言三言しゃべり、くじをひかされた。くじで当たった人のなまえを偉い人が読み、しーんと静まり返る。どうやらこの場にいないらしい。いない人が当たることってある?

しかし話を聞くと、その日はまさに今日、出産(奥さんの出産かな?本人かな?)で休みなのだそうだ。出産のときにくじがあたると縁起がいいとされている、と説明してくれたが、そんなのどこの文化圏でも一緒だろうよ。よかった!!

本気の出し物があり、現金が飛ぶ。ジャズの生演奏があり、そしてまた現金が飛ぶ。いやあ、すごい。

19時くらいに終わった。二次会にも誘われていたので、ついて行く。みんな英語が話せるけど、中でも英語のめちゃくちゃ得意な人がいて、聞けば台湾人ではなくシンガポール人なのだという。ずっと彼女の一緒に喋っていた。

二次会会場はビアバーだが、南米料理、エクアドル料理が出てきた。何を食ってるんだろう系の料理が続き、魚の似たやつみたいなのが「クロコダイル」と言って出てきた。ひょえー!

しかしよく聞くと「クロコダイルフィッシュ」なのだそうだ。ま、クロコダイルでも私は大丈夫ですけどね。というと、周囲がどよめいた。案外みんな食には保守的なのかもしれない。

あと今年の目標を聞かれて「Spend more time with my family」というとマジでかわいそうな顔をされた。この辺も文化だなぁ。

じゃんけんみたいなので勝った人に現金が飛ぶというゲームをやって、買ったので現金をもらった。ちなみにじゃんけんみたいなゲームというのは、

  • 参加者が立ち、スタートの人を決める。
  • 参加者がじゃんけんぽんみたいな合図で、片手で0~5を示す。
  • その数を合計する。
  • スタートの人から時計回りで、合計した数だけ進み、当たった人が勝ち

これだと確かに確実に一人、勝者が決まる。面白いなあ!

ビールをさんざんのみ、ホテルの近くに住んでいるという同い年くらいの男性が送ってくれた。さすがにバーに行く元気もなく、シャワーを浴びて寝た。

今調べたけど「クロコダイルフィッシュ」なんて魚はいないな。アリゲーターガーだろうか。