4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

Hi, nice to meet you again!

1月16日(火)

朝は子供らを送り出したのち、仕事をする。14時くらいの飛行機なので、11時くらいに家を出ればOKだ。

最後に残っているタスクを片付け、リュックを背負って、空港へ。今回は行きも帰りも羽田だ。しかも第3ターミナルなのでモノレール限定である。

なんだかんだでリュックはかなり重たくなってしまった。体感的にモンゴルの時よりも少し軽い程度でしかない。気温は全然違うのに、どうして……?

浜松町でモノレールに乗り換え、羽田空港第3ターミナル駅につき、そこには両替機があった。そして両替機を見た瞬間に頭にひらめいた。

財布忘れてきた!

財布はおそらく私の仕事場のデスクに乗っているのだ。現在時刻は12時よりわずかに前。

ここから大急ぎで家に帰ると、12時40分ほど。すぐに財布をピックアップするという仮定で、空港到着は13時30分ほど。すでに搭乗時刻である。財布がすぐに見つからないリスクやセキュリティチェックの混雑を考えるとこれは無理だ。

クレジットカード無しで台湾出張をすます方法。スマホ決済で現金を大量におろし、現金ベースで行動する。しかしそれだと万が一、事故やケガがあったときに何もできなくなってしまう可能性がある。不可能ではない。不可能ではないが常にそれを考えながら行動する必要がある。

最後の手段は妻に電話して、財布を家と空港の中間地点である空港まで届けてもらうことだ。妻の仕事の状況に依存するが、仮にそれが可能である場合、もっとも融通が利く。

妻に電話すると、すぐにつながった(妻の仕事を考慮するにこの時点で奇跡的である)。ちょうど昼休みに入ろうとしていたところなのだという。すみません、財布持ってきてくれませんかね。

妻はすぐに家に帰ってくれ、そして12時20分くらいに浜松町駅で財布の受け渡しに成功した。やれやれだ。

空港に引き返すと13時前である。セキュリティチェックも空いている。オンラインチェックインが終わっていてよかった。預ける手荷物もなくてよかった。とらやの羊羹を買い、ギリギリでうどんを食べる時間があった。

飛行機を降りるとそこは台北松山空港。小さな空港ではあるが市街からめちゃくちゃ近い。暑いのでモンベルのダウンを丸めてリュックへ。

着いてすぐに台北オフィスで打ち合わせがある。タクシーに乗るときに「AMEX OK?」と聞いたら「OKOK」とのことなので勇んでタクシーに乗り込み、降りようとすると「現金だけだよ」といわれた。はぁ~! 両替してないよ!

両替機をどうにか近隣の商業施設で探そうとするが、すでに夕方遅くなので時間がない。あわてているとタクシーの列に並んでいた日本語が上手な台湾の人が「両替してあげるよ」と助けてくれた。あ、ありがたい……

色々な人の助力があってどうにか台北オフィスにつくことができた。そして打ち合わせ。

終わったあとはアテンドしてくれた人と飯。彼女は歳はよくわからないが若く、身長が私と同じくらいで、スレンダーで、顔が私の半分くらいしかない。美人だが愛嬌もあって、なんというかうらやましさを感じた。日本には年に何度も来るのだという。次はフジロックに行くってさ。

台湾料理を軽く楽しみ、まあそれはそこそこであった。そのあと近くの商業施設の1階でクラフトビール屋があったのでデカいのを1杯頼む。

デカいの、600mlだった。でかい。パイントよりでかいじゃん!

疲れた体に現地のクラフトビールがしみる。ホテルに送ってもらい、荷物を置き、身辺をチェックし、まだ10時くらいだったのでバーでも行ってみますか。

バーのカウンターに案内されると、そこにはさっきアテンドしてくれた人と、おばちゃんが2人で飲んでいた。気まずい。Hi, nice to meet you again! そんなことってあるんだねぇ。

巻き込まれて3人で3杯ずつ飲んだ。かなりへろへろになって寝た。