9月8日(金)
インフルエンザを理由にピアノの練習をずっとサボっていて、もう流石にインフル明けて4日ほど経つし練習せねばと思いながら、そんな時間はどこにもないぞと4時台に起床。
東京地方には台風13号が接近しており、雨漏りの主戦場である子供部屋の窓に詰め物をしてなかったので寝ぼけた頭でぼやぼやと洗面所の端切れ入れから子供のTシャツや古いタオルをとって二重窓の間に詰めていく。
一度ベッドに戻ってピアノのことを考えながら寝ようとしたがなかなか寝付けず、そのうち妻が起き出してゴソゴソし、私も目覚めてポケモンスリープの朝の巡回をした。
こんな台風の日ではあるが上の子が社会科見学でお弁当なのである。台風の備えに弁当の準備、朝によくもこんな面倒な行事を詰め込んでくれましたね。
雨に濡れながら自転車をせめて雨の当たりにくい庇の下に突っ込み、解凍しておいたパニーニにあらかじめ決めていた3種類の具、卵焼きとハム、白菜マリネ、コーンマヨネーズを挟んで弁当とする。ミニトマトを詰める。
起きてきた下の子が「フルーツを入れるのはずるい」と主張し、「前回の自分の弁当のときは何の果物も入っていなかった」と主張した。私は弁当の時には毎回何かしらの果物を入れているので、これは嘘まがいのポジショントークである。
はいはい、とあしらいながらこっそりとブルーベリーを3粒ほどラップで包んで弁当箱に放り込んだ。上の子だけその所作が見えるくらいの微妙な角度で。
大雨の中、弁当の入ったリュックを背負い、長靴を履いて子供らは出て行った。上の子は数分後に帰ってきて、「長靴じゃなくてスニーカーの方が歩きやすいからいいってお友達に言われた」とスニーカーに履き替えた。私は慌てて替えの靴下とタオルも持たせた。君のスニーカーはメッシュだから濡れたら一発アウトだからね。
犬も大雨に怯んでトイレを2回も失敗していた。勘弁してくれよ。
雨はますます強く降り、私はへとへとの状態で仕事を始める。
昼食は外に出るのも嫌だったので残っていた肉団子のトマト煮の煮汁とパスタを絡め、ついでにシーフードミックスも適当に入れて食べた。まあ、こういう味がするよね、という味。
午後に子供らが帰ってきた。上の子は案の定スニーカーがぐちょぐちょになっていて、靴下替えた?と聞くと替えてないという。濡れた靴下を入れておく袋がなかった、とのこと。
袋も必要だったか……袋、子育ての中で無限に必要になる。無から袋を生む能力があればいいのにと何度も思う。
夕方には雨もだいぶおさまり、夜にはほぼ止みかけて、私はピアノへ。ちょうど曲が切り替わるタイミングだったので練習不足も露呈しつつ同情を誘いつつでどうにかなった。
帰ってきても上の子は起きている。リビングで半分寝そうになりながら「ママがこない……」と拗ねていた。何歳児だね、君は。