4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

テーブルに小銭を散らしておくシステム

5月17日(火)

妻が出張に出ていく。

かつて、妻が出張に行くとき、新幹線でコーヒーでも飲むとよいとコーヒーを淹れようとしたことがあったが、空っぽの水筒という荷物を抱えて数日間すごすことを考えるとそれはいらない、と言われてそりゃそうだと思ったことがあった。

なので私は妻にコーヒーを淹れない。学習をした。

妻がパンを焼いて、パンが焼けるまで~と思ってのんびり芋をやいていたらいつのまにかパンが焼けており、そして時計は7時25分を回っている。

やばい! 芋のフライパンに卵を割り落とし、先にパンを食べててもらう。

子供たちは妻に別れの挨拶をして順に出ていき、そして朝のミーティングに入ろうとする私をしり目に妻は出ていった。

一人となると顔はきりっとする。洗濯も掃除も料理も子供の熱を測りシートに書くのも、すべて私の責任だ。

きりっとした顔のまま午前中の仕事を終え、昼食に古い古い中華屋に入る。

創業70年を越えようという店で、あたかも開店当初から仕切ってきたかのような(実際は二代目だろう)渋みの入ったおとっつぁんがひとりでやっている。13時をまわっていたので客は私のほかに2名ほどしかいず、いずれも常連のようでカウンターでいろいろ喋っている。

北朝鮮ではコロナ対策に塩うがいをしてるらしいぞ」「そりゃだめだ、ワクチンうたなきゃだめだろうがよ。やっぱワクチンよ。」

思いのほかワクチンへの意識が高い。

ラーメンとチャーハンセットを頼むと、いずれも1人前ずつ出てきてこれで650円なんだからたまったものではない。腹をパンパンにして店を去ろうとする。

1000円をおとっつぁんに差し出すと「600円でいいよう!」と言った。え? なんで?

「麺がやわらかかっただろ、ありゃだめだよ。喋りながらじゃだめだなあ、やっぱり。だから600円でいいよう!」

麺への意識も高い。

押し返そうとしたが店主は反省しているようなのでありがたく600円にしてもらった。会計をするテーブルの上にいろんな小銭が散らばっていて、1000円札を渡すとそこから100円玉を4つ選んで私にくれた。良いシステムだ、と思った。

夕方に子供たちが帰ってきて、私は18時くらいまで仕事をしてリビングに戻る。上の子がお米をといでおいてくれた。宿題のまるつけをして、子供たちと一緒にプリキュアを見る。

上の子に「ママがいないから、お米とぎとか手伝ってね。助け合っていこうね」と言うと、

「ママがいないと、さびしいけど、こういうのはちょっと楽しいんだよね」

そう! その感覚、大事!

本当は今日は寝かしつけをせず、子供たちだけで寝る予定だったが、しかし寝るのが遅くなったため「寝かしつけして~」と文字通り泣きつかれ、寝かしつけをした。

ネットサーフィンをして、掃除をして、明日に向けてあれこれしていたら少し遅くなってしまった。アラームを6時にセットして、そそくさと寝る。