12月19日(日)
自分はまったく、一切、運動に向いてない人間だと思って生きてきた。すべて小学校時代が原因である。
実際、運動は苦手だった。特に走るのが苦手で、短距離長距離ともにクラスで最底辺だった。当然、持久走の授業は苦痛でしかない。
中学生時代は部活のメンバーとバレーボールをやっており、それなりにうまくできるようになったが、だからといって運動神経が良い思ったことはない。大人になって機会があってマラソンをやり、フルマラソンを走り切って、はじめて「そこまで絶望的でもないな」と自己認識を改めるに至った。
私が運動神経が悪かったのではなく、そういう子に対して運動の仕方を教えてくれなかった教育プロセスに課題があるようには感じている。
そんな複雑な思いをよそに、子供たちは、そこまで運動に苦手意識はないようで、体育を楽しんでいるのでとてもよかったし、どこか理解できなさを感じる。
子供たちが7時前に起きてきた。今日は日曜だが学校があり、持久走大会がある。といっても1年生2年生だと大したことはなく、3分間で校庭を何週できるか、という種目らしい。
大人は休日なのでだいぶのんびりと起きだし、わたわたと朝食の準備をした。子供たちはニーハイソックスで学校に行きたがったが、それは走れないんじゃない?
それにしても寒い朝だ。寒さ対策をしっかりし、子供らの後をおって学校へ。
すでにお父さんお母さんたちが校庭に集っていて、私たちも陣取って子供の出走を待つ。
上の子が走った。大股でのストライド走法。半ば楽しんでいるようにも見える。クラスで真ん中らへんだった。私からすれば真ん中らへんなんてかなり速いほうだ。
下の子も走った。そこそこ速い、半分よりは速いか。3月末生まれなのに大したものだ。
妻と二人で、速かったね、がんばってたね、とたたえあう。すごいよ、すごいことだ。
子供たちはそのまま授業を受けて給食を食べて帰って来るらしいので、私は妻と出かける。ステーキが食べたいね、こないだ誕生日だったし、お祝いで、ということで日本橋へ。
朝食が少なかったので11時ちょうどに日本橋にあるステーキ屋へ。
150gずつ頼んだが、つい先日誕生日を迎えひとつ年を重ねた妻には多かったらしく、結局私は200gほど食べた。Wagyu200gは、赤のグラスワインを添えても結構きびしい。
だがやはり旨いものはうまく、何よりむちっと、サクッとした肉の食感、脂の甘みはわかりやすくごちそうであった。
Wagyuもいいけど、もっと赤身!肉!みたいなやつもいいよね、アメリカンもいいよね、と妻と話し合った。
最近めっきり歩くことも減り、脚が疲れていたので夫婦でマッサージをしあっていたら子供らが帰ってきて「なんでそんなダラダラしてるのー!」と指摘された。いいじゃないかよ。
とにかくよく走った、よくがんばったとたたえて抱きしめる。
もうしばらくだらだらしたあと料理モードに入り、作り置きを数品、そして夕食のチキンを焼いた。「キッチン戦隊クックルン」でタイゾウが紹介してくれたレシピである。鶏手羽元を漬けて、焼くだけだ。普通にありがたい。
手羽元といえば煮るばかりであったがオーブンで焼いたっていいんだもんな。
最近夕食を食べすぎのような気がして、少なめにした。子供らとデザートを食べた。