4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

【備忘】ワンオペ家事育児だと大変なこと(と楽しいこと)

みなさんこんにちは。

今週(12月13日週)は月曜から金曜まで妻が出張で不在にしているため、私が家のことを全部やっています。いわゆるワンオペです。

妻はこのところ出張が多くて、今までも何度かこういうことはあったのですが、前々から、

「家事の負担が増えている分以上になんか大変だな……」

と感じるところがあり、昼休みの時間で、整理してまとめてみました。

家族を持たれている方は、パートナーの不在時、またはパートナーを置いて不在にするときに、何かの参考になれば幸いです。


家族について

私:フルタイム・フルリモート勤務の会社員。普段は料理担当。
妻:出張のある部署に最近異動になった。普段は洗濯掃除その他担当。
子:2年生と1年生

見出し画像は妻が焼いたシュトレンです。


大変なこと① 家事の量が増える

わかりやすく、家事の量が単純に増えているので、その分負担は増えます。

洗濯や掃除といったわかりやすい家事に加え、「生協で届く荷物を片付ける」「観葉植物に水をやる」「子供の検温をして学校のカードに書く」「学校へ行く前に忘れ物がないか確認させる」「水筒を洗う」「水筒に茶をいれる」「ほっとくと全然水を飲まない子供らに水を飲ませる」「どこかに脱ぎ捨てた靴下を探し出して洗濯機に入れる」などの、いわゆる名もなき家事というやつもすべてです。

私は私で、妻があまり使わない洗濯機の乾燥機能をフル活用するなどして時短しているのと、毎週発生しない家事(子供の服を買う等)は起こらないので、単純に倍増というわけではなく、体感的には作業量自体は1.5倍くらいです。仕事時間を少し早めに切り上げれば、体力的な負担は十分に吸収可能です。

というわけで大変さは1.5倍くらいかというと、そうではない、という話がこのあとに続いてきます。


大変なこと② 慣れない家事に手間取る

普段やっていない家事をやるので、手間取ります。

具体的には、洗濯まわりだけ切り出しても、「洗濯が終わった子供の服を仕分ける(どの服がどっちのかわからない)」「何をネットに入れるべきかわからない」「どのタオルをどこで使っているのか思い出せない」「子供のパジャマは何日おきに洗濯しているのかわからない」など、細かいストレスポイントがあります。

いちいち妻に聞くのも面倒だし、適当にやっててもどうにかなることは理解しているのですが、ひとつひとつ自分で判断し、行動していくという状況が、じわじわと心のMPをむしばんでいきます。

スティーブ・ジョブズマーク・ザッカーバーグが同じ服を着続けるのは「日常における意思決定の数を減らすため」だそうですが、どんなに細かくとも「意思決定」なんだなと感じます。

洗濯物をネットに入れるか否か、も意思決定です。ちなみに洗濯物を干すのはHIP-HOPです。


大変なこと③ 突発的な出来事に全部ひとりで対応しなくてはならない

妻がいない間、子供や家にあったトラブルはすべて自分の責任で対処せねばならない、という心理的負担があります。

もちろん妻がいるときにも、すべて自分か妻で対処せねばならない、という負担はあるのですが、それが1人になると一気に負担が重くなる気がします。

具体的には、「子供の虫歯が見つかった」「私のスマホが壊れて勝手に110番し警察から折り返しがあった」「子供が水筒を学校に忘れてきた」「子供がお気に入りのカチューシャを公園で失くした」「子供らが勝手に交番にかけこみ、保護され、学校の先生と一緒に帰宅した」などがあります。いずれもこの1か月で、妻の出張中に発生した事案です。

ひとつひとつは全然大したことない、丁寧にやれば解決できるトラブルですが、それらをすべて自分の裁量だけで捌いていくのは、大きな意思決定の連続です。やはり心のMPを削ってきます。


大変なこと④ これらのモヤモヤを誰かに話して安心できない

私に限らずたぶん誰しも、家庭生活や、あるいは仕事上で生じたちょっとした不安やもやもやを、誰かに話すことで安心感を得ています。解決策が出てくるわけではないけど、誰かに聞いてもらうだけで、少し楽になる気がしますよね。

家に大人が一人しかいない場合、そういったもやもやを他者にぶつけ、成仏させることが難しいです。今日こんなことがあってさ~、これってこうしたらいいんじゃないかな~、など気軽に話せない状態は、これも地味に心のMPを削ってきます。意思決定が増えるというよりは、意思決定に賛同や裏付けがもらえない、という状況でしょうか。


楽しいこと① 子供のいつもと違う表情が見える

ここまでさんざん書いて、ワンオペは辛いだけでは! と思われるかもしれませんが、違います。楽しいこともあるのです。

唯一にして最大の楽しみは、子供のいつもと違う側面を見られることです。

妻がいない間、子供にとってもストレスではあるのですが、子供なりに折り合いをつけてがんばろう!という気持ちがあるようです。

上の子は責任感が増え、身支度や片付けなど自発的にやってくれるようになります。普段は甘えん坊の下の子も、甘える相手が減ったためか、身の回りのことをすすんでやる、言われたことを素直にやるようになります。少しだけ大人になる数日間と言えますね。見ていてとても頼もしく、ほほえましい。

そして背伸びに疲れてきたら、、、そう、二人して私に甘えてくるのです。パパだっこして。パパぎゅーして。パパこっちきて。

わかりやすく、至福~!

そんなわけで、前半に書いてきた大変な分を通り越して、もうトータルで役得です。ありがとう妻! ありがとう出張!


何が言いたかったのか

家を不在にすると、パートナーにかかる負担は、HP的な負担(作業量の増加)だけでなく、MP的な負担(意思決定による心理的な負担)も増えるよ、それも多面的に増えるよ、ということでした。

とはいえ慣れの問題も大きくて、今までつらいつらいと書いてきましたが、私自身はそこそこ慣れてきた(と子供が成長してきた)ので、むしろ日々のアクセントとして楽しくやっています。

これからの時代、お互いフルタイムで働き、ときに出張しながら、ということも増えてくると思うので、お互い気を使いあっていければなと思います。

あと、たまに育児をしながら起業して~というような方の話をお見掛けすることはありますが、超人だと思いますよ。

おわりです。仕事に戻ります。