4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

ナポリタンは少し炒め足りず、コーヒーは薄く、浸るにはあまりに若いJ-POP

12月13日(月)

起きるとさすがに二日酔いはない。妻が食パンを焼き、私はじゃがいもをチーズおろしですり下ろしてガレットを作って焼いた。4人分に芋4個は多すぎるな、と思ったが案の定、余る。

子供たちは妻になんどもすがりついて、学校に行った。その妻はふたたび大きなバッグをもって出張にいった。今度は西のほうである。帰りは金曜日。

仕事をして、昼飯は近所の喫茶店へ。

引っ越してきて7年と少し、ずっと気になっていた商店街の喫茶店である。古い喫茶店自体は好物だが、あまりにもなんというかローカルすぎてずっと敬遠していたのだ。

訪れる。中はかなり、そうとう年季が経っているが、街の喫茶店といえばの赤くて低い椅子は清潔で、サントリーの比較的新しそうなポスターも貼ってあり、コロナ以降に設置されたセパレートボードもある。盛りの良いカレーをほおばっている若い人もいる。お店の方もきびきびと動いており心地よい。メニューに焼き魚定食があるのも町場の喫茶店色を濃くしている。

雰囲気はよい。ナポリタンは少し炒め足りず、コーヒーは薄く、浸るにはあまりに若いJ-POPなどの惜しい要素はたくさんあるが、それでも大事にしていきたい店だと感じた。

子供たちが帰ってきたがテレビを見すぎていた。iPadのアプリの履歴でわかっちゃうんだよ。しかもそのうえプリキュアを見たいと主張し、まあなすがままにしていたら自らの犯したルール違反がつらくなって泣いてしまった。

さあ気を取り直して夕食にしましょう。妻が残してくれた筑前煮を食べよう。

食べ進んだときに、それは起こった。


怖い話をさせてください。

私は普段、家でスマホを使うことはほとんどなく、今日も夕方スマホを仕事場に置きっぱなしにして夕食を食べていました。

子供たちがテレビとYouTubeを見すぎていたのでその反省会をしながら食べていたのですが、すると遠くから、聞いたこともない着信音?のようなものがなっています。ときどき人が喋っている声もします。

隣の人かな? と思ったのですがしばしば鳴るため、仕事場に様子を見に行ってみました。

すると机の上にある私のスマホが、不穏な着信音を立てて鳴っていました。

見たことのない番号(03なので東京)が表示されています。

出てみると、警察でした。

背筋が凍ります。

妻が出張しているのですが、何かに巻き込まれたのだろうか……

聞けば、

「この番号から何度か110番に着信があったので折り返した」

「折り返しなので掛け間違いではない、確実にこの番号から110番に連絡があった」

とのこと。

当然私はずっとリビングにいて、食事の準備と食事をしていたのでスマホには指一本触れていません。

ひとまずその旨を伝えたのですが、

「絶対に掛け間違いではない。この番号から2回、110番に連絡があった」

とのこと。

とりあえず、事件や事故ではないことを確認し、スマホの不具合だと思います、対処します、と伝えて電話は終わりました。

あまりにも不可解なので夕食をほっぽりだして調べてみました。

このところの大きなセキュリティインシデントで乗っ取りがあったのかな、、、と思ったのですが違って

どうやらAndroidのバージョンが12になったあと、Pixelシリーズで時々起こっているバグで

電源ボタンが不具合で内部的に連打された状態になる
→「緊急SOS機能」が発動し、自動的に110番につながる

ということが起こっているんだそうです。

原因が分かったのでひとまず安心しましたが、110番から折り返しがあると不穏な着信音が鳴ることもわかり、

ちょっと怖くなったので、妻の無事を確認したのち、電源を切ってリビングに置いておきました。

食事を食べ終わり、上の子と新聞を読んでいると、

まだテーブルで夕飯を食べていた下の子が「あ、光ってるよ」と言いました。

切ったはずの電源が勝手にオンになっていました……

(今週どこかで機種変してきます……)