12月12日(日)
昔はよく二日酔いになっていた。新入社員のころの人権のない飲み方をしていたころ、二日に一回二日酔いになっていたような気がする。
そんな状態でやっていた仕事の多くはAIにとってかわられ(ているような気がする)、いったい何だったんだろう。
そしてこれからの人生も「いったい何だったんだろう」の繰り返しなんだろうな。
6時台から子供が起きだしているのはぼんやり理解していた。起きてすぐ妻と「今日は無理です」「わかった」と合意をする。
妻は水筒に水を入れて持ってきてくれた。体を起こしそれを飲むこともあたわず、ただ肝臓に意識を集中させてすごす。
9時頃まあまあよくなって、着替えてリビングに向かう。部屋の片づけなどをして体を動かし、あー、でもだめだ! 再びベッドにドン。
ふたたび肝臓に意識を集中させて体を横たえる。
12時ころまで眠り、よし! 空腹! 起きて昼飯!
妻はチャーハンを作ってくれたようだ。一口食べて、おいしい。おいしいけど、、、ごめん、無理です。冷凍庫からうどん玉を引っ張り出してチンし、生卵を割ってめんつゆをかけてずるずると食べる。これはおなかにやさしい。
徐々によくなってきたので、妻が習い事のクリスマス会に出かけ、子供らと遊ぶ。
上の子が作曲をやってみるというので五線紙を貸し、でもまったく手がかりがなくて筆が進んでいなかったので、最初の2小節だけ書いてあげた。
最初に作った曲は4小節で、「みじかいきょく」と名前をつけた。
次に作った曲は8小節で、「ひくのがむずかしいきょく」と名前を付けそうだったので、それはどうかな、と促し、「海岸で」という一気にトレンディなタイトルになった。
その後は公園に向かう。なんとなく、いつもと違う少しだけ遠い公園へ。
子供と一緒に走り回るだけの体力はなかったのでベンチに座ってみていた。
白いシャツに黒い革靴でサッカーやバレーボールをしているのは高校生男子かな。一人だけパーカーが混じっている。
小学校高学年くらいの女の子が5人、バドミントンをやっている。なかなか大したものだ。
小学校中学年くらいの女の子が3人、ベンチに座って何かを見ている。
たくさんの人が思い思いに過ごしている。全員が健やかであれ、と願った。
子供たちは「片方がもう片方をつれてお父さんのところに来る」という遊びをしている。つれてくる側は公園をくねくねしたりするので予想外で楽しいらしい。何一つ遊具がなくとも、新しい遊びは生まれ来る。
家に帰り、料理。妻が多少つくっておいてくれたので、私は残った牛肉をプルコギに漬けて冷凍し、夕食に白菜と豚肉と豆腐の中華風うま煮をつくる。シナモンと八角、クミンを入れてバッチリ中華だ。
ついでに春菊のやわらかいところをちぎってレタスとまぜ、ごま油といっしょにサラダにする。これも子供は嫌いそうだなぁ。
上の子はわりとあっさりと、でも春菊は残した。下の子は豆腐も嫌いなので申し訳ないなと思いつつ、どうにか食べた。
ピアノの宿題をしっかりやり、寝る。午前中に倒れていたので寝れるかなと心配だったが杞憂だった。