4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

彼の彼氏がフランスのカレーでつくった枯れ葉のかたちのナメタカレイのカレーは辛え

6月10日(木)

米を研がずに寝たが前日蚊が出すぎて寝付けなかったので起きるのが遅くなってしまった。

あわてて跳び起きて米を研ぎ、早炊きする。早炊きの技を覚えて本当によかった。人生の選択肢が大きく変わってきた。

ズッキーニと茄子、ピーマンと玉ねぎをざくざく切り、ごま油でじゃんじゃん炒め、味噌と酒と砂糖と醤油を混ぜたもので煮ていく。思いついてベランダから大葉を何枚かひきちぎって刻む。大葉が家に生えてるってのはこんなに便利なのか。

そして下の子が起きてくる。言うぞ、ぜったい言うぞ。

「ズッキーニいやだー」ほら!

実際に嫌がっておりご飯を食べ始めたのが7時35分になってしまった。が、ほとんど妻に食べさせてもらい、微残しでどうにか食べ終わって学校へ向かった。

色がきゅうりで、形がなすで、かぼちゃの仲間ってすごいな、という話を上の子とした。ズッキーニはここ十数年で一気に見るようになった野菜だ。

「お父さんの小さいころにはズッキーニはなかったなぁ」

「ほかになかった野菜ってある?」

「そうだなぁ、、、アボカドとか? ミニトマトの種類は増えたよね」

いろいろあるようで、ぱっと思いつかない。

子供たちが学校に行き、仕事。

昼に妻と連れ立って、今日こそうなぎ屋!と気を吐きながら訪れる。角をまがる。ぐい! そしてシャッターが閉まっているのだった。

いつ来たら食えるんだろう。そして韓国料理屋でビビン麺を食べた。辛い麺に辛いキムチが添えてあり、逃げ場のない辛さを楽しむ。

帰りがけに八百屋に寄ってみると、いろいろ面白いものが売っていた。

ビーツ。大好きな野菜のひとつだ。これは削ってサラダにかけたりスープにしたりしたい。

生ライチ。これは初遭遇である。あまり冷やさずに食べるといいらしい。

帰りがけにお店の人が「楽しんでくださいー」と声をかけてくれた。楽しみます!

子供たちが帰ってきて、夕食にナメタカレイの塩焼きを用意する。夕方に電話が鳴った。発信者をよく見ずに電話に出る。

「xxxミュージックですが」 あっ!

「明日の体験レッスンのリマインドでお電話差し上げました。明日は……」

そうだ、明日ジャズピアノの体験レッスンがあるんだった。完全に忘れていた。電話してもらってよかったな。

という話を妻にすると「そういうリマインドの連絡、いつも本当に無駄だなと思ってたけど、意味がある場合もあるんだね」と言っていた。

子供たちはカレイを食べながら、「彼の彼氏のつくったナメタカレイのカレーは辛え」と言っていたので、枯れ葉、というのもあるし、フランスにカレーという町があるよと教えてあげた。

「彼の彼氏がフランスのカレーでつくった枯れ葉のかたちのナメタカレイのカレーは辛え」と一息に言って満足そうである。