6月9日（水）
梅雨入り直前の日差しが続く。干上がってしまう前にそろそろ水から上がることにする。
もう1週間以上も漬かっていただろうか。もういい加減、子供でもないし。いい年なんだから異性にも出会いたい。どうにか殻をやぶって、手足を伸ばす。うん、いい感じだ。すっかり日も暮れて、夜の街へ。
まずは腹ごしらえということで、熱を感じる方に飛んでいく。ここは手首かな。口吻の使い方も慣れないが、まあ適当に刺せばいいだろう。
あーあー、動きやがる。ちょっと落ち着くまで壁に留まって待つか。
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毎日毎晩、蚊が出まくる。寝不足でイライラする。蚊取り線香を持ち込まねば。
目覚ましより少し早く起きてトイレに行き、トイレに行っている間に目覚ましが鳴って妻を起こしてしまった。
食パンがあるので厚切りにし、トーストして斜めに半分に切る。スクランブルエッグ、レタス、トマト、そしてベランダからきゅうりを収穫する。喫茶店モーニングだ。
子供たちは起きてきて、意外と早く食べ終わった。ピアノを弾いている。そうだ今日はレッスンだからな。子供らだけでなく妻も出勤日なので出ていった。
朝から打ち合わせがみっちり詰まっており、やりたいこともたくさんあるので字の練習はお休み。
外は真夏日にならんとしているが冷房をつけなくても大丈夫そうだ。すごいぞ、さすが元倉庫。冬は寒くて夏は暑い、というわかりやすい最悪ではなかったことがわかった。
家を建てたり、買ったりするときに、あらゆる気候条件を試してから進むことはできない。私も今の家を買ってみて、雨漏りのことを知った。なぜなら買う期間中に大雨が降らなかったから。このリフォームについては夏はきっと涼しいはず、という賭けがあって、どうにか勝利した格好だ。
朝から晩までしっかりと打ち合わせが入っており、昼飯の時間だけぎりぎり外に出て中華屋に入る。
向かいに座った女性が「ラーメンチャーハンセット」を食べていた。私は五目チャーハンの単品である。ずいぶんと食べるな、と思っていたらお店の人が白身魚のフライを持ってきて、ラーメンチャーハンセットを食べ終わった彼女の前に置いた。え、ここからフライ食うの？
私が五目チャーハンを食べている間に彼女は魚フライを、まずはつけあわせのキャベツ、そしてフライ、の順できれいに食べた。
我々はもう大人だ。36歳、あと4か月で37歳になる。大人というにも大人すぎる。大人なんだから、好きなものを好きなだけ、食べればいい。そんなことを気づかせてくれた。
午後も仕事をして、子供たちが帰ってきてピアノの練習に行く。週末に結構練習していたので自信があるようだ。
帰ってきて、風呂を入れて連絡帳を見たりし、やがて妻が帰ってきて私は台所で夕食の準備をする。高野豆腐を刻んでつくったそぼろを使った4色丼にした。
子供たちが風呂から上がり、そぼろ丼を食べる。高野豆腐だけどちゃんと食べるだろうか？
見る前に食卓を離れ、人工知能学会の懇親会へ。ビールは2杯目以降はノンアルコールでよいのです。
とても刺激的な懇親会で大変よかった。電通大の坂本先生の自己紹介がめちゃくちゃすぎて最高でした。
蚊が出まくって全然寝付けず、仕方なく玄関まで行って蚊取り線香をとってきて焚き、ようやくようやく寝られた。
